Arts de la table
宮川町 京おどりとお茶屋さん

京都レポの続きです・・                            
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祇園甲部の「都をどり」を拝見して感動さめやらぬままに、宮川町の「京おどり」を拝見しに宮川町へ・・

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桜の季節の大混雑を避けるべく建仁寺さんの前を抜けて行きます・・
(こちらは花見小路の喧噪が嘘のように静かです・・)

折角なので建仁寺さんを参拝します。
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臨済宗建仁寺派の大本山になります。

こちらがかの有名な本堂の双竜図の天井画。

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こちらの天井画「双龍図」は平成14年建仁寺開祖八百年を記念して、鎌倉在住の日本画家小泉淳作氏によって描かれました。
大きさは縦11、4メートル横15、7メートル(畳108枚分)あり、麻紙とよばれる丈夫な和紙に、中国明代で最上の墨房といわれる「程君房」の墨を使用して描かれています
。龍は仏法を守護する存在として禅宗寺院の法堂の天井にしばしば描かれてきました。
「水を司る神」ともいわれ僧に仏法の雨を降らせると共に、建物を火災から護るという意味がこめられているそうです。

迫力ある中にもどことなくユーモラスな表情です。

枯山水の庭を望む縁側の廊下にこんな標識が・・
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ふふ・・
こちらが既にお釈迦様の涅槃像のような趣です・・

それから建仁寺といえば俵屋宗達の「風神雷神」

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こちらはデジタル複製・・
本物と言われたら信じてしまいそうなクオリティーです・・

こちらはダウン症の書画家金澤翔子さんの手による
「風神雷神」
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凄いです・・

言語表現が限りなく絵画表現に近づいた形とでも申しましょうか・・
作家自身の溢れる力強い生命力と祈りとも言うべき深い精神性を感じます・・

ふらっと立ち寄っても国宝級の芸術品美術品に溢れている・・

やっぱり京都って凄い・・

さて・・建仁寺を後にして、
宮川町の京おどりの会場宮川町歌舞場へ・・

こちらは会場内の様子・・
祇園甲部より観光客率が低く関係者率が高そうでよりコアな客層です。
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宮川町 京おどりは昭和25年が第一回で今年で六十七回目を迎えるそうです。

祇園甲部の都をどりが井上流であるのに対してこちらは若柳流。
台詞もあり手振りが独特で中々楽しい舞台です・・

一つ一つの舞台演出と芸舞妓さんの豪華な衣裳のコンビネーションが芸術的に美しくて見とれてしまいます・・

頭からつま先まで、誂えの着物を着て英国紳士のような帽子を被った少年(5歳くらい?)が洒脱な和装のおばあちゃまに手を引かれて観劇に来ていました。
(大人になったら、さぞ粋人になるのでしょうね・・)

「京おどり」のあとはご縁あって宮川町のお茶屋さんにお邪魔しました。

人生初めてのお茶屋さんでして、もう大・大・大・感激でした・・😢

まだお店出し前の舞妓さんの「ふく那」ちゃんが迎えてくれました。

可愛い〜💗

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1年目の舞妓さんの見分け方ってご存知ですか?
ふく那ちゃんの口紅、下半分しかついていないでしょう?
これが1年目の舞妓さんの印だそうです。
それから・・
髪型・・
「割れしのぶ」
これも店出しから2年目までの舞妓さんの髪型だそうです。
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華やかなかんざしには着物の柄と同じ蝶が舞っています。
だらりと垂らした帯も舞妓さんの証。
そして、舞妓さんの身につけているものの中で最も高価だと言われる帯留め。
「ぽっちり」というそうです。

赤珊瑚や翡翠、スターリングシルバーが使われてほとんどが希少なアンティーク。

ふく那ちゃんのぽっちりも見事な赤珊瑚に装飾が施されています。

舞妓さんは可愛いだけではなく芸事の達人であり伝承者でもあるのです。
宮川町の舞妓さんをめざす女性はまずこちらの「東山女子学園」に入学して一年間、日本舞踊をはじめとした伝統芸能をしっかりと学ぶそうです。

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それからさらにお茶屋さんでの修業の期間を経てやっとお店だしとなるそうです・・

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獺祭のスパークリングで乾杯して・・
「京おどり」に出演していた芸妓の「ふく恵」さんが帰って来られたら・・

ふく那ちゃんとふく恵さんとお食事に出かけます・・


日暮れ後の宮川町は妖しくも美しいです・・
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なんだか夢を見てるみたいで現実感のない私・・

芸舞妓さんは街中をうろうろする事はほとんどありません。
とくに舞妓さんは高価な衣装もさることながら「歩く芸術品」とも言われ一人歩きは危険です・・
タクシー(ここでは「お伴」といいます)で移動。

こちらのお茶屋さんの舞妓さんのお店出しのお食事をだされる
「花美ばし」さんへ・・

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ふく恵さんとふく那ちゃんがのれんを上げて待っててくれます・・

正面に飾ってある団扇はこちらのお店に出入りする芸舞妓さんが祇園祭の時に挨拶に来られて置いて行かれる物とか・・

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わたしはこのふく那ちゃんと芸妓のふく恵さんの間に座っていました・・

芸妓のふく恵さんとたくさんお話しさせて頂きました。

ふく恵さんはお茶屋さんのお母さん(店主)の実娘。

お茶屋さんはなんと完全女系の世襲制。
それ故、
男の子が産まれたら「いらん」といわれる世界だとか・・

ふく恵さんは13歳の時にはお店を継ぐ覚悟を決めたとか・・

13歳ですよ〜
私が13歳のときなんて将来の事なんて何も考えていなかったわ・・

結婚の事・恋愛の事なども話しがはずみ・・

「おしろい塗ったら美しいのと違います・・」

と凛として言うふく恵さん・・

かっこいいです!

本当に艶やかで美しい方です。

ふく那ちゃんも本当に頭のいい娘で控えめながらも絶妙な切り返し・・

とにかくお二人とも教養があり、世事にも明るく気を逸らさない。。

そして
「花見ばし」さんの御料理がまた素晴らしかった〜

季節感のある御料理の数々・・

ふきのとうの天ぷら
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若竹煮
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生まれて初めて頂いた「もろこ」というお魚
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美味しい!!
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チーズのもろ味噌漬け
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固めのすし飯に柴漬けの刻んだ物を載せて頂く締めのお茶漬け・・
これまた絶品!!
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皆さんと記念撮影・・
右端がお茶屋さんのお母さん・・

酔って陽気なMちゃんと可愛くキャッキャと盛り上がるかと思えば・・
「近頃のお客様は高尚な遊びをする方が少なくなって・・」と・・

つまり、私達がお茶屋さん遊びとして知っている「金毘羅ふねふねやとらとら」ではなく昔は都都逸や串本節、さのさ節などで寸劇のようにして遊んだりしたそうですが、芝居や歌舞伎を知らないとその場面を掛けた遊びの滑稽さが伝わらなく・・
今のお客様になかなかそれほどの教養を兼ね備えた方がいらっしゃらないと・・
なるほど〜〜
宴の最後の落とし所が深い・・
お母さん・・もはや神業・・

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左端は「花見ばし」のお母さん。
こちらもまたまた気を逸らさないおもてなしの天才。

また、伺いますね〜!!

「花見ばし」さんを後にして、ふく恵さんは次の日「宮川おどり」でお茶席のお手前があり忙しいので、帰られ・・

Mちゃんと私はふく那ちゃんと一緒に・・
とても趣あるバーへ移動・・

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夢のような夜は更けてゆくのでした・・

京都のお茶屋さんは伝統芸能の継承の場であり、芸舞妓さんは
生きる芸術品なのだと・・

実感した夜・・

また、人に2種類いるとして

つまり、欲しがるだけの人と与える事が出来る人と・・

花街で遊ぶことが出来る人は

紛れもなく後者だと思ったのでした・・
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(お断り)
お茶屋さんは一見さんお断りでして、まして芸舞妓さんと外出は通常は出来ない事
だそうです。
ご縁ありご招待頂いております。


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by artstable67 | 2016-04-13 22:54 | 旅行 | Trackback | Comments(2)
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Commented by Manathiかずよ at 2016-04-17 11:31 x
ふく恵さんと見習いさんのふく那さん、
とても綺麗で美しいですね♡
先日の京おどりでお姐さんにお会いしました(^-^)/
素晴らしいレポありがとうございます♡
Commented by artstable67 at 2016-04-26 04:28
> Manathiかずよさん
コメント有難う存じます。
京おどり行かれたのですね💗
桜と京おどりは心華やぎます。
ふく恵さんもふく那ちゃんもとても素敵でした。

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食空間プロデューサーの山野舞由未です。福岡市内で紅茶とテーブルセッティングの教室を主宰
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