Arts de la table
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八代目 中村芝翫 襲名を祝う会
ご縁あって「八代目 中村芝翫 襲名を祝う会」に出席して参りました。
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中村芝翫さんに縁の深い次の方々が発起人となられての祝賀会でした。
息子さんたち3名の襲名のお祝いを兼ねてありまして、親子同時4名の襲名は初の事だそうです。
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出席者は2500名とも言われ、受付のときから大変な混雑・・そしておそらくこれからの人生でも拝見する事はないと思われるくらいに著名な方々を沢山拝見致しました・・
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(式場内の様子はお見せ出来ません・・😢)
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祝賀会の折にお父様の七代目芝翫さんのお話しになると、芝翫さんが涙ぐまれていらして・・思わずもらい泣きしてしまいました・・

引き出物に頂きましたのは・・

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佐藤可士和さんデザインの成駒屋さんの御紋入りの風呂敷です。
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それから、八代目中村芝翫さんのこれまでの足跡を美しい写真と文章で纏めたこちらの本・・
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祝う会の感激冷めやらぬ儘に、一気に読み終えました。

一番興味深かったのは・・

7代目芝翫さんと言えば、
何とも品のあるしかしオーラ只ならぬ女形でいらしたことは記憶にありましたが、そのお父様に顔も声質もそっくりでいらした8代目芝翫さんが立役としてやっていこう・・
と決心されたのは、

1986年4月の国立小劇場での「義経千本桜/渡海屋・大物浦」で平知盛を演じたことがきっかけだそうです。

「義経千本桜」は「義経記」を元にしたいわゆる判官贔屓の物語・・

私は、平知盛というキャラクターがとても好きです。

「平家物語」では・・
知盛は一の谷の合戦の折りは、生田の森の大将軍でしたが
、戦いは熾烈を極め、
知盛も息子の知章と重臣とともに三騎で落ち延びましたが、源氏の軍勢に見つかり、交戦となります。
息子の知章は父に向かって「父は平家にとって必要な人物だから」といって身代わりになって討ち死にし、後を追うように重臣も討ち死にしてしまいます。
このおかげで、何とか落ち延びる事ができた知盛は船に乗るのですが、馬を載せるスペースがなく・・
阿波民部が、こののちあの馬はおそらく敵の馬になってしまうのだが殺してしまおうというのですが、知盛は今自分があるのもあの馬のおかげだから・・逃がしてしまいます。
このように知盛はとても心優しいのです。
手当たり次第討ち取って行く能登殿教経にもむやみな殺生をしないようにと忠告をしたりもします。
また正直な武将で・・
息子が討ち死にしたときもそんな状況でも自分の命を惜しく思う・・
と真情を吐露します・・

心優しく非常に人間的であり如何なる状況下でも自分を見失う事のなかった知盛が壇ノ浦で船の上から安徳天皇の入水を見届けた後
自身が入水する時にいう

見るべきほどの事は見つ・・

の有名な一節を読んだのは私が大学生であったころ。
そして入水した知盛の年齢が34歳の若さであったこと・・
また、私自身が2子の親となって思う事は

達観した言葉の水面下の知盛の心境や如何ばかりに壮絶であったか・・

「滅びの美ここに極まれリ・・」ともよく言われる事ですが、それは争いに対する決して肯定的な「美化」ではないと改めて思います。

「平家物語の素晴らしさは、それが叙事詩ではないこと・・」

学部の恩師である平家物語研究者の日下力先生の退官記念講義での言葉を
思い起こしたりもしました。

さて前置きが長くなりましたが・・

「義経千本桜」での知盛はなんと入水したはずが実は生きていて・・
という奇想天外な展開です・・

ここからは、「八代目芝翫」(光文社刊)からの抜粋です。
()内は私の補足です。


10代のころは女形が多かったのですが、ずっと立役になりたいと思っていました。端役でしか出ていなかった20歳のころにこのお役に大抜擢されて以来、宝石箱にいれておきたいいちばん大事なお役です。
(以下 あらすじ)
平家滅亡後、兄頼朝に謀反の疑いをかけられた源義経は九州に逃げようとするが船が嵐で大破、摂津の大物浦の船宿・渡海屋に逗留中。
一行を待ち受けていたのは、船宿の主人銀平に姿を変えた平家の大将 平知盛。
女房は乳母の典侍の局、娘は安徳帝。
(ここでは安徳天皇は実は姫であり、それを偽った為に天照大神の罰が平家に下ったという設定!?です)
義経一行を見送った知盛はいまこそ復讐する時と白装束と白糸威しの鎧の幽霊姿に着替え後を追い、沖に向かう。
しかし、計略を察知していた義経の返り討ちに遭い、深傷を負って立ち返る。
手負いの前に帝を抱え局を従えた義経が現れる。
(ここでは義経は安徳帝の入水を止め、助けた・・という設定)
「帝を決して悪いようにはしない」との言葉を信じた知盛は
義経に帝をたくし、体に碇綱を巻き付け、岩の上から碇とともに身を投げて壮絶な最期をとげる。

以上

フィクションでありながらも、2度までも自害する知盛・・
しかもこちらでは壮絶な最後・・
この知盛を品よく優雅に演じる事が出来るのはやはり7代目芝翫さんの女形を演じる事ができるような繊細なDNAを受け継いでいらっしゃるからなのでしょう・
並々の役者さんでは知盛を20歳では演じる事はできないと思います。

式場内の前方で鏡開きをした酒樽の前にて・・
成駒屋さんの家紋入りの升が高く積まれておりまして・・
大騒ぎをしながらその前で写真をとっていました私達、

ふと視線を感じると、
舞台裏から顔を出してこちらを見て、にっこりと微笑んでくださっていらしゃる芝翫さん・・
そのお顔を拝見するに・・

沢山の方々に注目され、多大な影響力を持つ人というのはある意味「生き神様」
でいらっしゃるのだと・・
人間離れして美しく神々しくお優しいお顔を近くで拝見しながら思ったのでした・・

親子でのご活躍を心より祈念申し上げますと同時にお披露目公演のご成功を祈ってやみません・・

この度は貴重な機会をありがとう存じました。

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by artstable67 | 2016-05-31 14:40 | 歌舞伎 | Trackback | Comments(0)
おもてなしの中国茶レッスン(2日目)
おもてなしの中国茶レッスンの2日目が終わりました。
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2回目以降はようやくイメージしていた通りにレッスンが流れて行きます・・

(1日目の皆様には本当に申し訳なく思っております。)

最初に今日のテーブルスタイリングについてコーディネートのポイントなどもお話し致します・・

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それから実習の肉包子の皮を作ります。
お一人ずつ、ご自分の物を作って頂きます・・
イーストを使うので1次発酵と2次発酵。。少しだけ手間はかかりますが、電気オーブンに発酵モードがありますのでそれを使うと簡単にできます。

肉包子の実習の合間にお茶の講義とお茶の実習
(慌ただしいです💦)
最初に中国茶の概論や種類についてレクチャー
それから今日のお茶について
ご説明しながら、淹れて行きます・・

明前西湖龍井茶
明前とは清明節前に摘まれたという事・・
西湖とは杭州にある美しい湖でその辺りは龍井茶の名産地だそうです。

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明前碧螺春
巻貝のように茶葉が巻いている事から清の康煕帝が名付けたとか・・
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安吉白茶
白茶といっても緑茶の一種です。
テアニンの含有量が他の緑茶の3〜4倍で非常にリラックス効果の高いお茶です。
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それから黒茶の餅茶(熟茶)
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七子餅茶ともいいますね・・

そして龍井茶を100パーセント発酵させて作った紅茶

九曲紅梅

これは私にとって衝撃でした・・
だって紅茶なのに梅の香りがするんですもの
(もちろん添加したアロマではなく淹れた紅茶から立ち上ってくるのです・・)
こういった紅茶にはやはり、ケーキではなく点心が合いますね。

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お茶も淹れて頂きます・・

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そうしている間に・・

本日の肉包子の蒸し上がりなり〜〜

皆様、どれが自作か真剣に見極めてから召し上がっていらっしゃいました・・

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他にお出しした御料理は・・
写真の左奥の生徒さんがつぎ分けてくださっている・・
オクラと海老と龍井茶の炒め物
(1日目はオクラの代りにアスパラガスでした。)
龍井茶を一緒に炒める事でさっぱりと頂けますしコレステロール値の上昇も抑えます。
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点心は・・
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杏仁豆腐に3〜4倍に抽出した黒茶をかけて頂きます・・
肥後メロンゼリー
白キクラゲと棗と枸杞の実のデザート
エッグタルト

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真珠花茶
ジャスミンの花で三度香りつけした、天然のアロマのジャスミン茶です。
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ガラスポットで抽出して丸まった茶葉がゆっくり開いて行く様を見て頂きました。
真珠花茶は免疫力をアップし美肌効果も高いとか・・

中国茶と点心を調べていると、美容や健康といった薬効に重点をおいた記述を沢山拝見します。

結果・・計らずも美容効果の高いお茶と点心となりました。

ご参加くださった皆様ありがとうございました。
なお6月のレッスンは満席。
7月は外部レッスンのため自宅レッスンは御休み致します。


ジャーマンアイリスの蕾が次々に開いて行きます・・
ノーブルで深い紫色と切ないまでに甘い香り・・
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by artstable67 | 2016-05-30 01:00 | 自宅レッスン | Trackback | Comments(0)
おもてなしの中国茶レッスン(シノワなティータイム)
5月のレッスン1日目が終わりました。
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今月から「おもてなしの紅茶(中国茶)レッスン」としてお茶とおもてなしにふさわしいテーブルセッティングと御料理とお菓子をご提案しております。
作りやすい御料理かお菓子を一品、実習して頂きレシピを差し上げております。

ところが、この実習がでございますね〜〜
またまた大変なことでございました・・
早速、やってしまいました〜〜😭
(ごめんなさい×100)
(何が起こったかは・・秘密)

本日のセッティングのメインとなるのはこちらの
ヘレンドのシノワズリーのうずら・・
お盆付きの二人用のセットはなかなか目にする事もなく・・
シンワアートオークションのカタログで一目惚れして、店頭で購入するよりかなりお徳に手に入れたもの・・
ポットの蓋やカップの持ち手にあしらわれているマンダリン。
サイードの「オリエンタリズム」を引用するまでもなくこれを「東洋人蔑視」とする見解がありますが、何ともユーモラスで愛くるしいマンダリン(中国官吏)はヘレンドのシノワズリーの真骨頂でもあります。

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生花の胡蝶蘭と合わせて・・

実習の肉包子

一個ずつ作って頂きました。
形が不揃いな手作り感満載なのはご愛嬌・・😊

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上海で食べて美味しかったエッグタルトも作りました。
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一口スイカジュース
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上のワイングラスのような花器にさしている紫の花はジャーマンアイリス・・
砂糖菓子のように甘く香しいのですが、すぐにしぼんでしまいます・・
胡蝶蘭と生けて黒いハランと合わせて、スタイリングにモダンさをプラス・・

先週の二又美知先生の御料理教室で教えて頂いた肥後グリーンを使ったメロンゼリー
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グラスに入っているのは・・
白キクラゲとナツメと枸杞の実を蜂蜜とレモン汁で煮たもの・・
(台湾出身の方に教えて頂きました)
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杏仁豆腐に黒茶をかけたもの・・
(写真を撮り忘れました)

中国茶の歴史と知識を概覧するとお茶の歴史と分類が体系的に出来るようになります。

また、お土産に頂いてどうやって飲んでいいかわからない団茶・餅茶などについても淹れ方を実践して頂きました。
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この素敵なアレンジはヴェルデコの板屋麻美先生にお願いしました。

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お茶の事は2日目のレッスンのレポの時に・・

木曜日のレッスンにご参加の皆様もお待ちしております・・

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by artstable67 | 2016-05-25 01:17 | 自宅レッスン | Trackback | Comments(0)
Mazawattee tea tin(英国マザワッテ社の紅茶缶)
アンティークの英国マザワッテ(MAZAWATTEE)社の紅茶缶が届きました。
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マザワッテはリプトンブルックボンドと同じ位有名な紅茶会社だったそうで紅茶缶のイラストが可愛い事で有名だったそうです。

こちらの缶は1890年〜1910年代の物・・
実際手にするととても素敵なのです💓

1800年代後半から1900年代前半に流行した紅茶占いのイラストのものでコンディションのいいものをイギリス在住のアンティーク・ディーラーのウィルク弘美さんに探して頂き購入しました。

弘美さんのHPはこちらhttp://www.hirorich.com/プロフィール/

弘美さんのネットワークは英国内にとどまらず欧米各国
に広がり、オーダーしてから買い付けまでの期間がとても短いのです!!

届いた物はすべて写真以上に素晴らしくて満足度の高いディ−ラーさんです。

他に買い付けて頂いた物は・・
大きめのシルバーのトレイ・・こちらは前半の岩田屋特選会のニュンヘンブルグのセッティングでも使いました。
リントンズのエリザベス女王90歳のお誕生日記念の紅茶とマグカップ
・・これはレッスンに来てくださっていらっしゃる生徒さんで希望の方のためにオーダーしました。
此のセットは25ansに掲載されるや一瞬で完売した幻のセットです。
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紅茶缶の表の蓋を開けると・・
内蓋が残っています!
とても珍しい事だそうです。
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裏を見ると。。
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3Ibsとは1.4kgの紅茶が入っていたそうです。

わたしも紅茶を入れて使用したいと思います。

100年以上も昔の英国の紅茶缶が海を渡って極東の田舎町にやって来て、また紅茶缶として活躍する・・

何だかロマンチック・・🌙



by artstable67 | 2016-05-18 21:54 | 紅茶 | Trackback | Comments(0)
春風得意楼(上海 豫園)
茶藝館として、ガイドブックには載っている春風得意楼。
実際は2Fの茶藝館は現在は営業していません。
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一階でお茶を売っているだけです。

先日投稿しました「湖心亭」の向かいに実在し清の時代には連日連夜賑わったという同名の茶藝館がモデルです。

お茶を頂くのを楽しみにしていたので残念でしたが・・

店前で新茶の龍井茶を熱い鉄釜に手で押し付けて発酵を止めるデモストレーションをしていて、皆が立ち止まって見ていました。
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豫園にあったお目当ての中国茶のお店も閉店していて、こちらでお茶を買う事にしました。

売れ筋は中国茶の緑茶のようで、龍井茶がグレード別に何種類も売っていました。
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箱詰めされた物でなく、缶から新鮮なお茶を量り売りで購入します。
その間に龍井茶や黒茶の塾茶を試飲させてくれました。
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龍井茶で最高とされる明前西湖龍井茶や様々なお茶をレッスン用に手に入れました。
すべてその場で、計って袋詰めして頂き缶に入れて頂いた物です。

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ただ龍井茶の専門店のようで、青茶も黒茶もバリエーションが少なくて残念でした。
(そもそも、現在中国で飲まれているお茶の80パーセントが緑茶だそうです。
中国では烏龍茶が飲まれているイメージは・・CMのせい?)

ところで・・

今回上海を訪れてみて、ガイドブックに載っていても営業していない茶藝館が多かったり、茶葉店や茶器の店も閉店しているところが多く見られました。

営業している上海最古の茶藝館「湖心亭」とても地元の人に愛される茶藝館ではなく観光客の訪れる場所となっていました。

それは正月に訪れた台湾の歴史的茶藝館「紫藤盧」が地元の人がゆっくりとお茶をする文化的な香りのする場所であったのと対照的でした。

開発著しく近未来都市のように変貌を遂げる上海ではありますが、ゆったりとお茶を啜る時間や場所が失われている事を感じます・・

人も街も何かを得る時は何かを手放さなければならないのでしょうか・・

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by artstable67 | 2016-05-16 17:01 | 紅茶 | Trackback | Comments(0)
岩田屋特選会 ニュンヘンブルグを使った上質なおもてなしセミナー
岩田屋特選会でのテーブルコーディネートセミナーが無事終了しました。
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幻の名窯ニュンヘンブルグを一人でも多くの方に知って頂きたく思っておりましたところ、定員を遥かに超えてご参加頂き大変嬉しくまたほっと致しました。
(生徒さんや友人もたくさん駆けつけてくださって感謝しております。)
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私のセミナーに何回か参加してくださっている方もいらっしゃるので今回は少しコアな内容でお話しさせて頂きました。

前半はニュンヘンブルグのご紹介とめったに拝見出来ない商品について・・

今回は何を見るべきか・・と言いますと
やはり、これ!
「アニマルボール」
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オランダ人のデザイナー エラ・ヨンゲリウスとニュンヘンブルグとのコラボレーションです。
真ん中の動物のフィギュリンのアーカイブはニュンヘンブルグに伝統的に存在しておりまして、その中から、エラが選んだ動物に(兎の耳の裏から背中にかけて)デザインが施されておりましてまるでコンテンポラリーアートのようです。
それもそのはず、エラの作品は美術館・博物館むけのものがほとんどで、ニューヨークのMOMA美術館やロンドンのDesign Museumなどで見る事が出来ます。
また、この1月まで福岡からアムステルダムまで飛んでいたKLMのビジネスクラスのキャビンも彼女のデザインです。
他には・・
カエルの王様・・此の子も人気がありました。
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ちょっと寂しげな狐にはアザミがあしらわれています。
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かばには青い花が・・

それから今回の展示されている物の中でも美術品クラスの
コメディア・デラルテのシリーズ
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彼女の名前は「イザベラ」
コメディア・デラルテとは16世紀中頃に生まれた、仮面即興演劇のことです。
16種類の決まったキャラクターがあり・・
欲張りな商人とか・・
そのキャラクターに扮した人々が即興で演じます。
18世紀にニュンヘンブルグ窯にいた彫刻家フランツ・アントン・ブステリの作品です。
彼が16体作ったのもの3体がそれもと〜〜っても美しい女性のキャラクターが来ています。

此の手の繊細な作り・・


ニュンヘンブルグでは通常の窯が土を寝かさずすぐに使ったり半年から1年寝かすところを2年寝かしているので、(土の中のバクテリアが増える事により)非常に薄く伸ばす事ができそれによってこのように繊細な指の表現が可能なのです。
そしてその18世紀の製法で現代も作成している唯一の窯なのだそうです。

ララゲ
コメディア・デラルテの中から初めてピエロというキャラクターが生まれました。
その中でも当時演劇の舞台は男性が立つものであり女性が立つ事がまれであったのに
アレッキーノという男性のピエロが女性になりピエロの衣装を着たのがララゲ。
大変希少なものだそうです。
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コメディア・デラルテはマイセンのケンドラーの手による物が有名ですが、南ドイツではブステリの作品群の方がケンドラーを遥かにしのぐ。。
といわれています。
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人気商品であり18世紀から定番のパールシンフォニーのシリーズ。
あしらわれているアカンサスの葉は古代ローマ時代から芸術を表すシンボルです。

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黄色
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そしてバイエルン王家の紋章と同じ色の水色
なんとも澄んだ美しいブルーですね・・

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カンバーランドシリーズ
世界一複雑な花の柄だそうです。
ヴィッテルスバッハ家の姫がイギリスのカンバーランド家に嫁ぐ時に作らせたシリーズであのミウチャ・プラダが柄の一部をかえてフルセットで注文なさったそうです。
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日本限定のカスタマイズのティーカップたち・・
色出しが本当に美しいですね・・
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セミナーの後半はテーブルコーディネートのデモをしました。
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ニュンヘンブルグの展示は17日まで。
私は今日まで売り場におりますので、お立ち寄りくださいね・・

参加してくださった皆様、お忙しい中本当にありがとう存じました。


by artstable67 | 2016-05-15 09:12 | その他のお仕事 | Trackback | Comments(0)
岩田屋新館6F特選漆器売り場(ニュンヘンブルグ)
岩田屋新館6F特選洋食器売り場でのニュンヘンブルグの展示が始まりました。
メインのテーブルのスタイリングを担当しております。
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スタイリングといっても・・
ニュンヘンブルグのパールシィンフォニー
ロブマイヤーのグラス
クリストフルのジャルダンエデンのカトラリー
ボーヴィレのリアルト
を御用意してくださったので・・
このクラスのものになるとテーブルウエアというよりもはや美術品に近いので
(特にニュンヘンブルグは)
もう、其所にあるだけで別格のたたずまいです・・
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ニュンヘンブルグのオーナーのヴィッテルスバッハ家はドイツではハプスブルグ家やホーエンツォレルン家に次ぐ名家でありますが、
実は美形揃いの家系で有名なのです・・

あの絶世の美女でオーストラリア皇帝に計らずも姉を押しのけて見初められてしまった、エリザベートもヴィッテルスバッハ家の姫です。
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左はフランツ・ヨーゼフで右が皇妃エリザベート。
絶世の美女にして不遇の死を遂げた彼女は多くの映画やミュージカルの題材になりました。
(日本では宝塚でも演じられましたね)
それから、男性では
あのディズニーランドのお城のモデルになったのノイジュバインシュタイン城を建てたルードヴィッヒ2世
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イケメンです💓
こちらがノイシュバインシュタイン城

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夢見がちなルードヴィッヒ2世は従姉に当たるやはり夢見がちなエリザーベートと大変仲が良かったと言います。

そんなルードヴィッヒ2世が産まれたのが、ヴィッテルスバッハ家の夏の離宮のニュンヘンブルグ城です。
(ニュンヘンブルグ窯はその敷地内にあります)

美形揃いのヴェッテルスバッバ家の夏のガーデンティーパーティーをイメージしてセッティング・・
このティーカップでお茶しながらどんなお喋りをしたのでしょうね・・

最終日は17日まで。

私は13日から15日までおります。
13日の特選会からはキャンドルスタンドがクリストフルのジャルダンエデンになり、フラワーアレンジも変わります。
どうかお楽しみに💗

こちら売り場担当の中村さんと川越さんです!
お二人に何でも聞いてくださいね✨

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by artstable67 | 2016-05-11 16:55 | その他のお仕事 | Trackback | Comments(0)
アフタヌーンティー in  リッツカールトン上海浦東
上海に到着して、お腹がと〜〜っても空いた状態で伺ったのが、リッツカールトン上海浦東のアフタヌーンティーでした。
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朝から何も頂かずに、フライトは1時間50分でしたが入国審査を通過するのに時間がかかり、着いた時にはランチタイムも終わり、アフタヌーンティーの時間でした。

お腹が空いている時に行ったので、
はい、食べ物の写真しかありません。
(悪しからず)

ホテルの素敵な雰囲気をお伝えしたかったのですが・・・

リッツカールトンは東京はさほどでもないのですが・・(失礼💦)

香港も上海もと〜〜〜ってもゴージャスです✨

これぞ「イケイケな高級感」という感じです。

移動で疲れたままにジーンズとスニーカーで訪れてしまった事を後悔させるくらい、

ゴージャスなロビーを抜け、キッラキッラの眩いエレベーターを上り、ロビーラウンジへ。

予約なしでもすんなり入れました。

(窓際は無理でしたが。。)

とりあえず、座れてホット一息。
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紅茶は一人一種類だけ・・
ポットでサーブされます。
お湯を注ぎ足してくれますが、新しいお茶を頼むとチャージされます。
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ティーフーズが運ばれてきました✨

きゃ〜〜💗

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セイボリーなティーフーズがとても凝っているのは東京のリッツも香港もそしてここ上海も同じですね・・


胡瓜のサンドイッチもとてもお洒落💗

海老のタルト
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グリーンピースのタルト
生ハムのサンドイッチ
見た目のお味も麗しい✨

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スコーンがまさに焼きたてで、ほろほろとした食感としっとりとした口当たり・・
これは私の中でのベストスコーンです💘
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四角い形も可愛いです。

ペストリー類
左のグラスの中、マンゴーのペーストの上に、パイナップル、サワークリーム。
さっぱりと頂けます。

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真ん中のチョコレートケーキも甘すぎず濃厚で美味しい。

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左側のレモンメレンゲタルトの爽やかな酸味もすごく好き!!
これ作りたい!
右下の苺ののったミニケーキは一口で召し上がれ。

中から苺ソースがジュワ〜〜と出てきます。

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ペストリー類までほぼ完食でした。

リッツカールトンのアフタヌーンティーは東京も香港そして上海もティ−フーズがとても凝っていて美味しいです。

(私の中で)はずれなしの安定のアフタヌーンティーといえば、リッツカールトン💘

そして、お客様がall Chinese~!

観光客が殆どいなくて(いても中国人)

お洒落でハイソな上海嬢が肩だしドレスにバーキンにバレンティノの靴でお茶してるのです👠

現代上海嬢は伝統的な茶藝館ではなく、ホテルでアフタヌーンティーなのね〜〜

と感心するも、少し寂しく思ったりしたのでした。
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by artstable67 | 2016-05-09 16:21 | 紅茶 | Trackback | Comments(0)
湖心亭(上海 豫園)
2泊3日の短い滞在の上海でしたが、まさに、お茶で始まりお茶に終わった3日間でした。
伝統的な茶藝館や茶器や茶葉の販売店もガイドブックに載っていても、店が閉まっていたりするものが多い中、こちら上海最古の「湖心亭」は上海屈指の観光地 豫園の商店街の中にあるので健在です・・
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1855年創業の「湖心亭」は清代の人々もくつろいだという歴史的茶藝館。
別格の雰囲気と佇まい・・

外の喧噪が嘘のようにひっそりとした店内・・
観光客、それも欧米人しかいません。

眺望の良い2階席へ・・
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豫園の新緑が爽やかです・・
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龍井茶、ジャスミン茶、黒茶を注文。

お茶菓子は頼まなくても運ばれてきます。
ウズラの卵と高野豆腐のようなものも。。
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ここでお茶を啜っていると、清の時代にでもタイムスリップしたように感じます・・

上海で唯一別格の歴史的茶藝館・・
ぜひ訪れて頂きたいのですが・・

お客様のほとんどが観光客・・

さて上海っ子はどこでお茶をしているのでしょうね・・

その答えは・・
後日また
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by artstable67 | 2016-05-07 21:08 | 紅茶 | Trackback | Comments(0)
岩田屋春の特選会(ニュンヘンブルグ)
皆様、ゴールデンウィークはいかがお過ごしでしたか?
10連休の方はまだお休みなのでしょうか?
(羨ましい・・)
うちはカレンダー通りに仕事しております。
つかの間の休日も終わり・・
(楽しい事はすぐに終わってしまいます)
通常通りの暮らしに戻って、今朝からたまった家事やら雑事に追われた1日でした。

熊本地震の余震が続く中、陶磁器のイベントのお知らせはたいへん恐縮ですが・・

春の逸品会で九州初お披露目となりますドイツのニュンヘンブルグ窯を用いたテーブルコーディネートセミナーのご案内です・・

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今回の小冊子にはセミナーのお知らせが間に合わなかったそうで、掲載されておりません😢😢

こちらは特選食器売り場のDMからのコピーです。
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5月14日土曜日14時から30分程度です。
場所は岩田屋本店 新館6階特選食器売り場にて(ウエッジウッド横)

なお
ニュンヘンブルグの展示は
5月11日から17日まで。

私は、特選会の期間中
5月13日から15日までは売り場におりますので、ぜひお出かけください。

テーブルコーディネートセミナーとありますが、前半はニュンヘンブルグ窯のご紹介で
後半は、今回はニュンヘンブルグという格の高いブランドに合わせて、通常売り場においていないロブマイヤーのグラスやクリストフルのジャルダンエデンなども使ってのコーディネートの仕方をレクチャー致します。

今回のニュンヘンブルグのコレクションで私的に一番見てみたいのは、
人魚がモチーフの花瓶・・
人魚のフィギュリンはリアドロにもありますが、こちらの人魚はより大人びた表情ですよね。。
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それからテーブルコーディネートにも使用する、
パールションフォニーのブルーとイエロー
繊細なブルーと古代ローマ時代から芸術を意味するアカンサスの白いレリーフも美しいです。
ニュンヘンブルグの中では一番お求めやすく人気のあるシリーズです。
こちらのイエローもとても素敵なんですよ。
ぜひ見て頂きたいです・・
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それから
バイエルン公の姫がイギリスのカンバーランド家に嫁ぐ時に作ったというカンバーランドのシリーズ。
ミュウチャプラダが此の柄の一部のモチーフをかえて作らせたそうです✨
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それからとっても可愛い、ハリセンボンのフィギュリン
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コメディア・デッラルテのシリーズ。

こちらロココ時代の彫刻家であるフランツ・アントレ・ブステリによって作成された16体のうちの3体がやってきます!
(これは美術品クラスです)
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元々、希少性が高く流通量の少ないニュンヘンブルグでして
(その代わり、様々なカスタマイズに応じるそうですが)

国内にある物も現品限りになりますので売り切れますと、次に手に入れるのはかなりお待ち頂く事となります。

お早めにいらしてくださいね。

テーブルコーディネートセミナーにご参加希望の方は、私にご連絡頂くか、
下記までお問い合わせください。

岩田屋本店 新館6F特選洋食器売り場

092−721−1111(内線 2621)
担当 中村・川越









by artstable67 | 2016-05-06 22:56 | その他のお仕事 | Trackback | Comments(0)
  

食空間プロデューサーの山野舞由未です。福岡市内で紅茶とテーブルセッティングの教室を主宰
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