Arts de la table
ゲスの極み乙女〜もはやゲスにあらず〜
私以外私じゃないの〜〜♪
運転中に車のラジオから聞こえてくるキャッチーなサビ以上に
思わず耳疑ったユニット名・・

ゲスの極み乙女??

「ゲスの極み」の」「乙女」という曲ではなく
「ゲスの極み乙女」というユニット名なのですね・・
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今が旬の彼らについて説明はいらないかもしれませんが、

ゲスの極み乙女(公式サイトより抜粋)
2014年4月Indigo la End のボーカルでもあるえのぴょん
こと川谷絵音(Vo/Gt)を中心に、休日課長(Ba),ちゃんMARI(Key),ほな・いこか(Dr)で結成。演奏技術を駆使した曲展開に全てを飲み込んでしまう声。
プログレ、ヒップホップを基調としながらも独自のポップメロディーを奏でる、4人組バンド。

えのぴょんと休日課長が東京農工大学出身で、ちゃんMARI とほな・いこかの女性二人のビジュアルも◎というスペック的にもなかなかなユニット。

話を最初に戻しますが、なぜラジオでユニット名を聞いたとき「ゲスの極み」「乙女」
という言葉を別々にとらえたかといいますと。「下衆」とは卑しい事や、下劣な事を意味し言葉の価値としては低いもの・・たいして「乙女」は清純なうら若き女性をさし言葉の価値としては高い言葉。
それをつなげて聞いたとき一つの固まりとして聞こえて来なかった方が妥当だったのではないかと思っています。
「ゲスの極み乙女」のユニット名として聞いた時の違和感はまるで「ヒョウ柄のパンツに清楚な白いブラウスを着た少女」が現れた感じ・・
この価値を揺さぶる言葉の組み合わせが実にキャッチーなユニット名になり彼らの魅力になっていることはあっぱれというしかないですね・・
このユニット名の由来が、ちゃんMARIさんの持っていたトートバッグに書いてあったロゴから思いつきからつけてみたと・・その適当な感じも天才っぽい。

「下衆」というのは極めて価値の低い言葉でしたがここにきて価値が上昇してきているのでは・・と感じます。

言葉の価値の上昇の例として「天気」。気象状況としての「天気」から「天気」=「いい天気」と価値が上昇しています。
では価値の下落の例といいますと「貴様」。かつては敬称。いまは蔑称。
厳密に言うと、前者はニュートラルからの上昇で後者はいい意味から悪い意味への下落。

ゴールデンウィークに彼ら主催の「ゲスなわたし」企画なるものがありそこでのゲスは「下劣な卑しいわたし」ではなく、顔に落書きをして「いつもと違うわたし」になろう・・という企画。
つまり「下劣な・卑しい」→「いつもと違うちょっと素敵な」と価値が上昇しているのです。

「ゲス」ということばが彼らによって急に価値が上昇したわけではなく、以前から島田紳介さんや松本人志さんはよく使っていらした記憶が。
また最近ではお笑いユニットの「ハマカーン」がネタの中で「下衆の極み」を連発し「下衆と女子の極み」という本を出版されています。
この時点では「ゲス」ではなく「下衆」。この文字感もイメージの上昇には大事ですよね。更に意味も「下劣ないやしい」と意味で使われていますが、すでに言葉のタブー感はなく何となくキャッチーな響き・・がしてきた・・すこしずつ価値が上昇してきていたのかと思います。

そして今、旬なユニット名になり・・
ゲスの極み乙女・もはやゲスにあらず〜

私以外私じゃないの〜〜♪ 
 
ポチして聴いてます。。



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# by artstable67 | 2015-05-02 11:32 | 音楽 | Trackback | Comments(0)
5月6月のレッスンスケジュール
お問い合わせがございましたので、5月と6月のレッスンスケジュールについて御知らせ致します。
5月はテーブルコーディネートのレッスン。
フランス式とイギリス式のセッティングの違いを学び実践。リネンの種類とたたみ方、広げ方も実践して頂きます。
テーブルコーディネートはシノワズリーな食卓で。
それにふさわしい軽食をご用意致します。

開催日 5月13日(水)11:00〜(満席)
    5月19日(火)11:00〜
写真は2月のレッスンの時のジムトンプソンのお茶会をイメージしたテーブルスタイリングです。
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6月は紅茶レッスン。
インドから直接茶葉を買い付けているCompassさんの紅茶からインドから届いたばかりのダージリンファーストフラッシュを数種類、茶園の様子を写真付きでご説明致します。
アイスティーのデモと実践。
ファーストフラッシュにペアリングのよいお菓子と軽食をご用意致します。

開催日 6月18日(木)11:00〜(満席)
    6月20日(土)11:00〜
写真は3月の紅茶レッスン、アフタヌーンティーのマナーのレッスンの様子です。
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その他に御希望の多かった、スコーンレッスンを予定しております。

詳細情報につきましてはm.yamano67@gmail.comまで御問い合わせください。


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# by artstable67 | 2015-04-30 22:11 | 自宅レッスン | Trackback | Comments(0)
ビーナスの誕生
先週の25日のNHK総合で放送された日曜美術館。
タイトルは「女神の瞳に秘められた謎   ルネサンスの巨人ボッティチェリ」
ご覧になった方も多いかと思います。
現在、渋谷Bunkamura ザ ミュージアムで開催されている「ボッティチェリとルネサンス フィレンツェの富と美」展にあわせての企画放映のようです。
「ボッティチェリ」「ルネサンス」といえば、「印象派」「フェルメール」と並んで、企画すれば確実に人を動員することが出来る人気美術展企画です。

そしてボッティチェリといえばこちらの絵画「ビーナスの誕生」
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(上は絵画の一部)「フィレンツェのウフィツィ美術館所蔵」

あまりにも有名で、私の中で「モナリザ現象」(色んなところで目にしすぎて通俗的に見えてしまう)を引き起こしてしまっていた絵画ですが、今回の日曜美術館を見て、実はよく知らないこともあったのだと…
今日は反省も込めて番組の中から抜粋して。

このビーナスの眼差し、じっとご覧になった事ありますか?
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憂いを秘めてどこか悲しげです。
ボッティチェリの描く女神や女性のは物憂い眼差しの女性が多くそれが絵画に奥行きを与えているのですが、完璧な美女ビーナスがどうして悲しげな眼差しをしているのかあまり考えた事がありませんでした。

これはビーナスが誕生した瞬間を描いた絵画ですが、生まれた時から完璧な美女。。それも神だから・・と深く考えずにいましたがビーナスの誕生には次のような神話があるのです。
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これはギリシャ神話の中の物語なのですが、ウラノス(左)父をクロノス(右)息子が殺す場面の絵画です。
ギリシャ神話では最初にカオスがありそこからガイア(大地の女神)とタルタロス(冥界)とエロス(愛の神)が生まれ、ガイアはウラノス(天空の神)とポントス(海洋神)を生んだといいます。
ガイアがウラノスと結婚して生んだのがクロノス(大地の神)。
ところがウラノスはガイアとの間に生まれた気に入らない子供をどんどん殺したのでガイアが怒り、クロノスにウラノスを殺す事を命じて鎌を渡します。
そして上の絵画のようにクロノスは父ウラノスを殺し、海に捨てその泡から生まれたのがビーナスだったとか。。
壮絶な父親殺しの果てに、子供時代もなく完璧な美女として生まれてしまった・・

ビーナスはそういう出生の悲しみを眼差しとすこし首を傾げた表情に表現しているそうです。
そう思ってみると私の中で「モナリザ現象」を起こしていたこの絵画に新たな魅力と奥行きを感じます。

ルネサンスを代表する画家として後世の名声を欲しいままにしているボッティチェリですが、パトロンであるロレンツォ・デ・メディチが亡くなってからは、不遇の時代を迎えます。
もっとも、そのころメディチ家の銀行も倒産しフィレンツェ自体が後ろ盾を失うのでフィレンツェのルネサンスの最盛期は終わったのですが。。

これぞ理想の女性ともいえるビーナスを描いたボッティチェリ・・実は女性に縁がなく一生独身だったとか。
それで漫画「チェーザレ 破壊の創造者」の作者 惣領冬美さん曰く、このビーナスはいわゆる「萌え絵」だとか。。なるほど〜

さて、そんなボッティチェリの自画像
に私がウフィツィ美術館で遭遇した時の事・・・
彼の自画像は「東方三博士の礼拝」という絵画の中の右端に描き込まれており、その絵画を見た方なら皆さん感じられると思うのですがとても強い目力がありこちらをすっくと見据えてきます・・・心の奥まで見透かされそうでゾクッとしたのをおぼえています。
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(「東方三博士の礼拝」絵画の一部)(フィレンツェ ウフィツィ美術館所蔵)

この目ですよ・・
彼がどれほど後世に輝く名声を残したとしても、限りある命、この絵画の前に立つ者は「今を生きる鑑賞者」に対する彼の嫉妬をこの視線から痛いほど感じてしまい心かき乱されるのでしょうね。
そうして、ロレンツォ・デ・メディチの「バッカスの歌」の一節が頭の中をリフレインして・・

楽しみてあれ、明日はさだめなき故・・



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# by artstable67 | 2015-04-30 02:15 | アート | Trackback(1) | Comments(2)
ジャン・ルイ・コケ(J.L.Couquet)
テーブルスタイリングを最もドラマティックに見せてなおかつ料理を載せても映えるテーブルウエアは?と聞かれたら、迷わず ジャン・ルイ・コケと答えます。

日本のテーブルウエアマーケットではロイヤルコペンハーゲンが一人勝ちしている感がありますよね…
もちろんロイヤルコペンハーゲンもとても美しいテーブルウエアです。

日本で知名度が低いのですが、パリの三ツ星レストランや日本でもグランメゾン系のレストランでも頻度高く用いられている ジャン・ルイ・コケを皆様ごぞんじですか?

我が家にある ジャン・ルイ・コケのテーブルウエアから
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こちらのテーブルウエアを使って自宅でおもてなしをした時の様子です。
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並べるだけで存在感があり食卓を引き立てます。
こちらのゴールドのエミスフィアもコケです。
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手作りしたパンドジェーヌをのせました。
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ジャン・ルイ コケについて少しだけ補足しますと…..
パリから列車で南下すること3時間のところに、フランスの有名な陶磁器の窯元が集まるリモージュがあります。透き通るような白さときめ細かさが命であるリモージュ焼きの中でも、斬新なデザインと鮮やかな色彩で人々に長く愛されてきました。
現在でもパリのオスマン通りにある有名百貨店の「ギャラリー・ラファイエット」に常設されていますのでパリ旅行の折にはぜひ覗いてみてください。
料理が美しく映えるように中心部分が白地になっているものが多く、熟練した職人
が丁寧に手作業で作成しているものです。
もともとフランスのクリスタルガラス(特に香水瓶ですね)で名高い「ラリック社」の陶器類をジャン ルイ コケーが担っていましたが1991年に同社に統合されました。
その後2004年には世界最高のフレンチシェフと呼ばれるアラン デュカスで使われるプレートの全てのデザインを手がけるアーティスト クリスチャン ルパージュがオーナーになった事により、世界中のアラン デュカスのレストランでジャン ルイ コケーが使われ、料理と一体となった「食の芸術」をリードする工房となったのです。

そしてこちらは香港のアラン デュカスのレストランでのコケを使用した前菜の一品
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こちらは東京青山のアラン デュカス プロデュースのブノアのプレゼンテーションプレート
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ハイアットリージョンシー東京に入っているミシェル トロワグロの
プレゼンテーションプレートも
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やはりコケです。
他にもマンダリンオリエンタル東京のシグネチュアーのプレゼンテーションプレートとして、銀座のシャネルのレストラン ベージュアラン デュカス東京でもプレゼンテーションはもちろんテーブルウエアはすべてコケなのです。
今度ランチにいらした時にでもそっとお皿を裏返して確かめてみてくださいね。

こうしてみるといかにグランメゾンに絶大なる信頼を寄せられる、料理を引き立てるテーブルウエアなのおわかりいただけるかしらと….

日本にはコケーの正式代理店もなく小売り店も取り扱いを止めるところが多く残念に思っております。

知名度の高いブランドの安定感もよいのですが自分の目で見て美しいと感じること。。
それをいつも念頭にテーブルウエアを選んでいます。

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# by artstable67 | 2015-04-27 21:11 | テーブルウエア | Trackback | Comments(0)
又吉直樹さん hondana
読書家で有名なピースの又吉直樹さん。。
長編小説「火花」で作家デビューを果たし、作品が掲載された「文学界2月号」は瞬く間に売り切れた事は皆様の記憶に新しい事と思います。
今日はその話題の「火花」ではなく4年前に出版されたこちら「第2図書係補佐」を読みました。
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又吉さんがヨシモト∞ホールという女子高生などが来るライブ会場におくフリーペーパーで書いていた読書案内の連載をまとめられたものとか。。

まずタイトルがいいですね。
又吉さんも巻頭に書いていらっしゃるのですが「図書係」ではなく「第2」でしかも「補佐」。
このおりてる感が実に小気味いいと感じてしまいます。

紹介されている本のタイトルを一部挙げると…
「炎上する君」「赤目四十八瀧心中未遂」「世界音痴」「高円寺純情商店街」「中陰の花」「コインロッカー・ベイビーズ」「人間失格」「私たちに許された特別な時間の終わり」などなど…

これらの本にまとわりつくアウエー感とアウトローとアングラとアナーキーと異次元と・・しかし不思議と読後は爽快なのです。

又吉さんの書かれる文章には常にアウエー感とアウトロー感が漂います。しかしどんなに逸脱しても戻ってくる..
行きっぱなしではない・・
逸脱しては戻ってくる・(もっとも本来読書体験とはそのようなものなのかもしれませんが)
その繰り返しの中で又吉さんの文章に漂うメジャー感のある?アウエー感が生まれたような気がしてなりません。
巻末の中村文則さんとの対談で中村さんがおっしゃってる又吉さんのお笑いの中にもある「多声性」とか、膨大な読書体験のある人のみが持ちうる深さとしての「海」にも通じる感じでしょうか..


そして「いつか遠い未来の住人が、過去の世界の残滓として土の中から一冊の本を発見するならこの本が良いと思う」と書かれた、
村上龍著の「コインロッカー・ベービーズ」
すぐに読まねば・・と思ったのでした。

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# by artstable67 | 2015-04-26 23:16 | 読書 | Trackback | Comments(0)
  

食空間プロデューサー。福岡市内で紅茶とテーブルセッティングの教室を主宰
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