子供達が帰省したので、父を連れて湯布院温泉へ・・
子供が小さいときは週末毎に訪れていた由布院ですが、
「随分、久しぶりですね・・」と
旅館の方に声をかけられ・・はっとします。
そのままお部屋へ・・
今日は「吉」のお部屋。
(この部屋に泊まるのは初めてです。)
チェックインをしてそれぞれ、アルテジオ美術館へ行ったり・・
敷地内を散策したり・・
温泉へ浸かったり・・
これはメインのリビングルーム
父は読書に勤しんでいます。
囲炉裏のある部屋
部屋の中に囲炉裏があるのは「吉」の部屋だけでは・・?メゾネットなので2階へ・・
2階はベッドルーム
今の住居に和室と床の間がなかったので、
ほかにセリと黒豚の鍋と五葷醪漬けの佐賀牛などが出てきました。
野菜がふんだんに使われていて体に優しいお料理です。
新潟の古民家を由布院の地に移築して作られたこちらの旅館
カッシーナや北欧家具が今は亡き創設者の藤林晃司さんの美意識の
儘に配され、古民家というよりはヨーロッパの古城にいるような
趣。
特に「新」の部屋は最初に此の部屋を見たときこの「ソファー」しかない・
と思ったと藤林さんが話してくれました。
他にはよく雑誌にも載っている
「藤」の部屋。
こちらも ル・コルビジュのモダンな椅子が
古民家に違和感なく馴染んでいて、
イタリア製のタイルを貼った円形のお風呂も素敵です。
ここまでは昔からあるお部屋です。
新しく出来たお部屋で
泊まった事があるのは
4人部屋の「相」
と2人部屋の「汲」
こちらの部屋は古民家の移築でないので少し明るい雰囲気です。
「汲」の部屋はお風呂にテラスがついているので
スパにでも来た気分になれます。
他には敷地外にあり一軒家になっている「別荘」
6人で泊まった「昭和の別荘」
8人で泊まった「明治の別荘」
楽しかった記憶が蘇ります。
ここにくると日常忘れている様々な「音」
が聞こえてきます。
引き戸の開く音・
囲炉裏にかけてある土瓶から立ち上る湯気・
暖炉にくべられた火がぱちばちと燃え崩れていく音・・
鳥のさえずり
木々が風に揺れる音・・
有本利夫の彫刻に対峙する
内省的な時間。
控えめで上品な接客も変わらず、
いつ訪れても忘れかけていた
懐かしく
愛おしく
奥ゆかしいもの
を思い出させてくれる場所なのでした・・
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