資料を見ながら、
ソファー席で1時間の食卓史のレクチャーを致しました。
古代ギリシャ・古代ローマ・中世・そしてルネサンスの食卓史を
お話し致しました。
特にルネサンスは食卓史にとってはとても大事な時代であり、
また個人的にも好きな時代ですので、
遡って、
コンスタンティノープルの陥落。十字軍の遠征から
いかにしてフィレンツェとヴェネツィアにルネッサンス芸術が
花開くに至ったかという話しを致しました。
(食卓史からどこまで話を膨らませたら良いのか皆さんの反応を見ながらも、
一方的に話すレクチャーですので気になりますがあっという間だったと
言って頂きとても嬉しく思いました。)
1533年カトリーヌ・ド・メディシスがフランスのアンリ2世に嫁いだ事は
食卓史上、大変重要な出来事ですが、
これを語るにはアンリ2世の父であるフランソワ一世とレオナルド・ダ・ヴィンチ
関係を語らずしては片手落ちです。
フィレンツェ近郊で生まれたレオナルドがフィレンツェーミラノーローマ
そしてフランソワ1世に招かれて過ごしたアンボワーズでの日々、
レオナルド亡き後フランソワ1世がレオナルドの設計で建てたシャンボール城
の決して交わる事のない2重の螺旋階段。
どうしてイタリアではなくルーブル美術館に「モナリザ」があるのか・・
アンリ2世の愛人のディアーヌ・ド・ボワチエの話しも致しました。
資料と睨めっこで。。ひとたび一つの事に集中すると他の事が出来なくなってしまう
たちで・・(反省中💦)
(高校生用の世界史図録は年表付きでわかりやすい!)


今日はLessonをはじめて
初めて・・
テーブルクロスを敷かないモダンなテーブルセッティングに挑戦しました。
大理石のテーブルマットと縁がプラチナのティーカップとお皿はコンランショップ
で、ベージュのナプキンはボーヴィレです。
左右対称に紫陽花を配しました。
イメージは「クリスチャンディオールへのオマージュ」
先日訪れたDior カフェからインスパイアされた
Diorのとくに香水「ジャドール」の近未来的なイメージで・・
レクチャーの準備に専念する為お食事はオーガニック野菜のケータリングで。




デザートは手作りしました。
国産レモンの季節になったので
レモンタルト

すごく好評だった
ホワイトチョコとアプリコットのパウンドケーキ

お茶はフォーシーズンズやドバイの7つ星ホテルでも使用されている
ドイツの「ロンネフェルト」から
ルイボスティーの概念を覆した
「ルイボスティーレモン」と
ミルクティーにしても美味しい
「アイリッシュモルト」を淹れました。
一日目の生徒さんに御詫びして訂正が・・
ボルジア家の教皇アレクサンドル6世の話しをしていたとき
とっさにボルジアの時代は「中世」
といってしまいましたが、
とんでもない!!
「ルネサンス」のど真ん中です。
何故咄嗟に間違ってしまったかと言いますと・・
(言い訳ですが・・😢)
毒殺を繰り返していたボルジアのイメージが中世的であったことと。。
フィレンツェが紛う事なきルネサンスの都市国家であるのに対し
ローマは色んな時代の集積でありどちらかというと「バロック」のイメージで
ありローマの町自体がルネサンスのイメージでなかったこと。
またアレクサンドル6世の時代はフランスからの侵略を受けた時代であり、
それほどルネサンスの芸術活動において功績がないこと。
ルネッサンスの芸術活動に専念する教皇といえば、
ジュリオ2世(システィーナ礼拝堂の天井画をミケランジェロに描かせたり)
とレオーネ10世(彼がフランソワ1世にレオナルド・ダ・ヴィンチを引き合わせます)の2人であった事です。
御詫びして訂正致します。
発信する事により知識が整理され勘違いにも気がつきます・・
質問たくさんしてください・・
6月はとても忙しい月でしたが、一つ一つが有り難く楽しく気づきがいっぱい
でした。
心温まる出会いもありました。
お越しくださいました皆様ありがとうございました。
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9月から一クラス増設致します。
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