「神保町 傳」だった時から、行きたかった念願の「傳」
ようやく行って参りました。

私のレポでは伝えられない素晴らしさは、
ぜひ「実際に感じて欲しい」レストランであることを
お断りして…
私にとっては忘れられない特別な夜だったので
記念に投稿致します。
予約の二日前に、少しわかりにくい入り口について明るく丁寧なお電話がありましたので
迷うことなく入店。
場所は外苑西通りに面しておりますが、
(これは行く方のお楽しみという事で写真はアップ致しませんね。)
尋常ではない感じのよさに迎えられて、通されたお席は、
一枚板のカウンターでオープンキッチンの でお客様と同じ数位の沢山のスタッフが
働いているのが見えます。
お料理を作るスタッフもカメラを向けると満面の笑顔を返して
くれます。
(やはり、尋常じゃないホスピタリティー)
シャンパンで乾杯をして・・
最初の一品は、もう伝説にもなっている傳の最中
(わ、ハローウィンバージョン🎃)

お、美味しい〜
フォアグラの中にベッタラ漬けが刻んで入れてあるのですが、これがフォアグラに不思議とマッチしています。
長谷川在佑シェフがまるでスタッフの一員のようなさりげなさで、
各席を回られお料理を運ばれたり説明をされたり…
(あまりのさりげなさにシェフだと気がつくのに時間がかかってしまったほど…)
優しく体にすーっと入って行くお料理。
オリジナルの器
そして…
これももはや、伝説の一品
「傳タッキー」
(嬉しくて記念写真❤️)
もちろん、
あの有名フライドチキン「○○タッキー」のパロディです。
箱には長谷川シェフの顔が…
開けると、香りのよい藁の上に色づいた葉が…
あ、傳タッキー発見です!!
唐揚げの中身は、季節によって変わるそうですが、この季節は松茸が入っていました。
お魚(名前を失念💦)の漬け
こちら一口で・・
さてここで・・
すべてのゲストに平等に気さくにお話しになる長谷川シェフですがカウンターお隣の
ご夫婦とは格別にお親しい様子・・
と拝見していましたら・
お隣の奥様が
「ちょっとだけおはなしさせてもいいですか・・」・・
「もちろんです!」
とお答えしましたら
「この菊は菊芋の花びらなのですが、ずっと花びらだけを噛み締めてみてください・・
お芋の味がしますから・・」
え?お芋の味?
和え物から花びらだけを取って、しっかりと咀嚼します・・
菊の花びらを咀嚼するなんてなかったこと・・
「あ〜〜本当にお芋の味が・・」

「そうでしょう?
そしてそのうち根である菊芋がこちらのお料理になりますよ・・」
「どうしてそんなにお詳しいんですか??」とお尋ねすると・・
「実は長谷川さんにお野菜をおろしている生産者なんです・・
いつもは畑から離れられないので、お店に来るのも外苑前に移って初めてで・・
こうやってエンドユーザーの方とお話できるのはいつも畑に向かっている私たち
にとってはとても幸せなんです・・」と。
(こちらこそありがとうございますです😢)
この傳の名物とも言える季節のお野菜サラダもすべてHさんの「作品」だそうです。
丸い葉っぱと花びらももとは同じ一本の花だったそう・・
人参は今の時期はまだ甘くなく、寒くなるとぐっと甘さを増すそうです。

生産者のHさんとサラダを持ってパチリ💗
(何と言う幸せでしょう・・)
奥様と奥様の向かい側に座ってらっしゃるご主人と長谷川シェフが
ディープな「きのこ談義」に花を咲かせていらっしゃいます。
なんでも長谷川シェフは海外に行くといつもお土産に「きのこ」の本を
Hさんにお土産にプレゼントなさるそうです。
Hさんと木の子談義に花を咲かせる目をキラキラさせた長谷川シェフ
(少年のようです)
シェフは冨士山麓のHさんの農園と山まで「松茸探し」や「きのこ狩り」
に行く事もしばしばなのだとか・・
そんな渾身の木の子汁がこちら・・
きのこの味と食感を楽しむため出しなども一切加えられていないそうです。 
何と言ったら良いのでしょう・・
まさに個性豊かなきのこが「生きている」というのを感じさせる一品。
Hさんの奥様の森の話を伺いながら・・
「あるとき森に入っていて鹿の糞を見つけたとき、生きている鹿の存在を様々
な生命が生きている場所としての森を感じたの・・」
そんなお話を伺いながら、
なんだか勿体ないような、でもだから傳のお料理は体にすうっと入っていくのだわ・・
と深く納得したのでした。
そして
あら・・
締めの穴子飯がHさんご夫婦と一緒の土鍋に・・
もはや「同じ釜の飯」を頂いた仲・・??

カメラ目線のシェフ
美味しくぺろりと頂いたら、
これはHさんへの特別メニューのいくらご飯
私たちも便乗して頂戴しました。
(皆様ごめんなさい)

たまたま来店されてたポメリー社の社長さんからすべてのゲストにポメリーの
シャンパンが振る舞われました。
Hさんご夫婦も一緒にポメリーの社長さんとも記念に・・
(私の右がポメリー社の社長さん・・お若い!)
デザート
とうとう他のお客様も皆さん帰られて最後にシェフとプチジュニアと
Hさんご夫婦に見送られ夢のような一夜は終わりました・・

Hさん、必ず富士山の農園に子供たちと遊びに行きます!!
長谷川シェフ、キャンセルでたら必ずまた飛んでいきます・・
本当にありがとうございました。
私にとって忘れられない一夜でした・・
+-------------------------------------------------------------+++ レッスンのお問い合わせ、テーブルスタイリングや
セミナー等お仕事の依頼は
+++-------------------------------------------------------------+++