京都へ「吉例顔見世興行」を拝見しに行って参りました。
今年は南座が改築中でして、ロームシアター京都で行われましたが、
毎年南座で行われる年末の京都の風物詩です。
下の写真ご覧ください。
(ロームシアター正面に飾られている木の看板)
この出演する俳優さんの名前を勘亭流で書いた「まねき看板」が上がると
京都の人は冬の訪れを感じるそうです。江戸時代、劇場と役者は、一年ごとに契約を結んでおり顔見世は翌年一年の一座の顔ぶ
れを披露する事から最も重要な興行とされていました。
今は東の俳優さんならず東西の名優が顔を揃える華やかな歌舞妓の祭典として京都
はもとより全国の人々に親しまれております。
そして今年の顔見世興行は
そう・・
八代目中村芝翫さんと
橋之助さん、福之助さん、歌之助さんの襲名披露も兼ねているのです。中村芝翫さんと三人のご子息の襲名披露に際しては昨年の10月の
歌舞伎座での襲名披露公演の初日に拝見して、
今年の1月は大阪の松竹そして6月の博多座
この12月の顔見世興行で襲名披露興行が終わります。
今回ご一緒してくださったのは・・
(大阪松竹そして博多座でもご一緒してくださった)
芦屋マダムAさまと名古屋嬢Mさん
芦屋マダムA様・・
振り返るほどの美しいマダムなのですが
お写真の許可が下りずに残念・・
そして下の写真にちらっと写っておりますが、父も一緒に・・
写真手前の神々しい美女は・・
歌舞伎座の襲名披露初日から今年もずっと一緒に歌舞妓をご一緒してくださった
名古屋嬢Mさん。。
一緒にいると「お嬢様?」と言われることが(光栄にも)ありますが・・
オーラある美しさと本当に明るく可愛らしくて大好きなお嬢様です💗
昼も夜も素晴らしいお席で・・
感謝なばかりです。
京都では「筋書き」ではなく「番付」
他の興行と違って
京都らしさ、顔見世興行らしさがそこかしこに・・
通常は胡蝶蘭がお見舞いですが・・
顔見世興行では縁起物の松竹と笊です。
祝い幕も紅白で目出たさ極まれり・・
京都のゆるキャラ「コンピー君」
2階の桟敷席は上七軒の芸舞妓さんがずらりと・・
限定の井筒の三笠
八つ橋サンド・・
興行の演目については明日以降
(余力あれば・・)
アップしたく思いますが・・
総括して、
教科書的な「壽曽我の対面」から
絶対拝見したかった
中村芝翫さんが平知盛を演じる
「義経千本桜」
涙が止まらなかった
「二月堂良弁杉の由来」
お腹を抱えて笑った
「人情噺文七元結」
演目も素晴らしく、
珍しいのは俳優さんが劇中の意匠の儘
襲名披露口上を述べる
「劇中口上」
そして私の大好きな七之助さまも沢山出ていらして
もう間近に拝見して
(「生きててよかった〜😢」)
成駒屋さんで明け成駒屋さんで暮れた一年・・
よく歌舞伎座へも足を運びました。
こんな忙しい時期に歌舞伎鑑賞・・と思われるかもしれませんが
(私もそう思っておりました)
師走の忙しい時に京都へ足を運び深い古典の世界へ浸る
喜び・・
そして家族や大好きな友人とそれを分かち合う喜び・・
それは格別のものなのでした・・
ご縁にただただ感謝です・・
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