今年初の歌舞伎座へ。
もうすっかりお正月気分が抜けてしまっておりますが、
歌舞伎座内は、まだ新春ムード満載の装飾が襲名披露公
演のおめでたさと相まってとても華やかです✨
高麗屋さんの親子三代同時襲名披露公演でもある一月の
公演チケットは…
今回は思い立ったのも先月で発売開始後、入手
は困難を極めましたが、
昼の部は、タイミングよく戻ってきた
西の桟敷席へ😊
桟敷席の1番の楽しみは、何と言っても幕間にいただくお弁当なんです。
暖かいお吸い物とともにお席まで届けてくださり
とっても美味しいのです。
1月は殊の外美味しかったです❤️
祝い幕
さてさて肝心の演目です。
昼の部1番は…
「箱根霊験誓仇討 箱根山中施行の場
白滝高の場」
こちら大大大好きな七之助さまがお兄様の勘九郎さんと
夫婦を演じられています。
新春 1番の歌舞伎座で七之助さま❤️❤️
相変わらず美しい…
眩しすぎる✨✨
しかし物語は悲しい物語です。
勘九郎さん演じる飯沼勝五郎は.
兄で豊臣秀吉の縁の家来 であった飯沼三平を
同じく豊臣秀吉の家来であった滝口上野(どっちが苗字か
わからないような名前ですね)に殺されます。
三平の弟勝五郎は兄の仇を討つため、三千助と名を変え
て北条の家臣である九十九新左衛門の下僕となって
その様子を伺っていましたら
憎っくき滝口上野!
七之助さま演じる 勝五郎の女房の初花に横恋慕。
何とか自分の物にしようと画策する
トンデモナイ輩なのです。。
勘九郎演じる勝五郎は病を患い歩けなくなりいざり車に
乗り、その縄を七之助さま演じる初花が引っ張りながら
花見に現れるところから物語は始まります。
現実的に考えたら、哀れでみすぼらしいこの花道のこのシーンを
何とも情緒豊かに風情ある美しく演じる勘九郎さんと七之助さま…
ぐっと物語に引き込まれていきます。
そして後半は、滝口上野に無理やり連れ去られた初花が
殺され、幽霊となり帰ってきて、さらに夫の勝五郎のために箱根
権現に願をかけ滝壺に身を投じ、勝五郎は歩けるようになり仇討ちを強く心に誓う。。
という物語です。
「仇討ち」とは現代人が理解できないももの1つであると思うのですが、
江戸中期、仇討ちは世間の注目を集め、討ち果たせば、
いつ、どこで、誰々がと、絵入りの瓦版が配られ、町々
に伝わったそうです。
しかし仇討ちは簡単ではなく、敵の捜索に数年を要したり、
途中で行き倒れてしまったり、返り討ちにあってしまっ
たり、苦労話につきないのだそうです。
そんな苦労に満ちた仇討ちをモチーフにして幽霊が出てくる奇想天外
な物語ですが、
七之助さま演じる
女っぷりよくでも貞淑で強く夫へ愛と忠義を貫くか弱くでも芯の強い女性…初花
悪くない! !
(上から目線で言っているのではなく個人的に七之助さま演じる女暫の静御前や夜長姫が最高だと思ってるゆえでございます!誤解なきよう🙇)
色気もあり女性らしくでも強い意志があり、
惚れ惚れしてしまいました😍
そして、
次は
「七福神」新春そして襲名披露のお祝いに相応しい
晴れやかな舞踏です。
昼の部最後は
「菅原伝授手習鑑」
から 「車引」と「寺子屋」。
「菅原伝授手習鑑」は「仮名手本忠臣蔵」「義経千本桜」とともに三代名作と言われ
よく演じられます。
中でも「車引」は三兄弟が争う中で見せる様々な見得は
歌舞伎らしい教科書的ともいわれる様式美にあふれ、
菅原道眞に所縁のある九州博多座でもよく演じられます。
実は、「車引」と「寺子屋」通しで見たのは初めてでしたが、
通しでみて初めて秘めたる松王丸の菅丞相に対する忠義…
我が子の首を差し出す、現代の感覚から言ったら
不条理とも言える忠義が新白鸚の迫真の演技で
号泣必至に演じられます😭
白鸚さんの松王丸、凄すぎました。
号泣してしまいそうなので涙を堪えても喉の奥がヒリヒリ…
沢山の方が目頭に手をそっとあてておられました。
主君菅丞相の息子を助ける為に自分の息子(9歳)の命を差し出すという
また、匿っていた寺子屋を営む式部源蔵も躊躇いなく、
他人の子の首を差し出す
現代人の感覚なら絶対できない事ですが、
封建の世を生きた昔の人は「親子は一世、夫婦は二世、
主従は三世、間男はよせ(四世)」と落とし噺の戯言で言
われるように、主従の関係は重く、過去、未来、現在に
わたるとしたそうです。
そんな封建時代ならではの主従関係の重さを理解したと
してもこの段は重たい。
そして、こんなに重たい段が人気を博して演じられてき
た背景には第一次世界と第二次世界大戦と我が子を戦争
で失った親たちが深く共感して見て来たからだといいます。
子供を失うというのはいつの時代でも親にとっては非情
であったのは変わりないのですね。
ここで昼の部終了です。。
う、重たい。 。
晴れやかな襲名披露公演の締めにしては重たすぎます。
😭😭
さて
夜の部はチケットが取れず二階席。
襲名披露口上あり、「勧進帳」では、染五郎さんの
麗しい義経
締めは
本当に艶やかで華やかな
「相生獅子」と「三人形」の舞踏。
晴れやかに幕を閉じました。
昼の部と夜の部の何たる違い…😭
しかし白鸚さんの松王丸は絶対見ていただきたいので、
歌舞伎好きの方には昼の部もおすすめです。
夜の部は、
いつもの めでたい焼き
一階お土産売り場で福岡のAZULさんの限定クッキーを見つけ嬉しくなり購入しました🌸
他に購入したお土産は、
勧進帳 ポチ復路
勧進帳 お菓子詰め合わせ
冨樫最中
勧進帳巻物に見立てた弁慶羊羹
義経の笛に見立てたえんどう豆のお菓子
が入っています。

え?
夜の部の解説が少ないって??
二階席だったのと睡眠不足と午前中からの集中力が途切
れ、時々意識不明に陥っていたことを慎んでここに懺悔しますっ😭😭