先日はウェッジウッドのジャスパーウエアのマグノリアベースをご紹介しましたが、
今日は、オールドノリタケのウェッジウッドスタイル
のテーブルウエアをご紹介します。
アール ヌーボースタイルのアンティークの小物入れです。
すごくウェッジウッドに寄せていますが…
よく見ると違う点が…
ウェッジウッドのジャスパーウエアと見比べてください。

ジャスパーウエアの白の部分は別に作られて後からつけられていますが、
オールドノリタケのウェッジウッドスタイルは、
生地本体に白く盛り上がる泥を筆を使って描き、盛り上げの技法と同じく、
イッチンというロート状の器具で、線や点を使って装飾を施します。
細かな装飾を全て手を使って描く大変手のかかる技法です。
ここに描かれている
雷紋と芍薬の花という日本的モチーフは、
ジャポニズムの影響がヨーロッパのみならず、アメリカにまで及んでいた事の証拠です。
ヨーロッパの絵画ヒエラルキーは。
神話の神々から、キリスト、マリア、聖人を描く、
宗教画、歴史画、肖像画、風俗画、静物画で
あり、花や果物を描く事は絵画ヒエラルキーでは
下位に属していたので、ほとんど描かれておらず、
こんな風に芍薬の花を描くなんて、考えられなかったことでした。
(日本は八百万の神が自然の中に存在しますので、
自然のモチーフは当たり前でした。)
特筆すべきは、
波を主題に描くことを当時のヨーロッパの人々が驚いたことです!!
波を主題に描くなんて…
というのは、
ジャポニズムの発端となって、ヨーロッパの人を驚かせたのは、
あの北斎です!
波はヨーロッパで大人気のモチーフになり、
北斎の浮世絵から波をモチーフに取り入れたのは
例えば、
ロイヤルコペンハーゲン

日本が鎖国を終えて開国して間も無く、
外交官たちがヨーロッパへ持ち帰ったのは
「北斎漫画」
北斎に芸術性を認めていたからではなく、日本の風俗を知るためでしたが、
動物や植物を描く日本の価値観は、
ジャポニズムとしてアールヌーボーの運動となっていきます。。
北斎漫画のコウモリが、エミール ガレのアールヌーボーの
花瓶のモチーフとなった例、
(左が北斎漫画、右がエミール ガレの花瓶)
アールヌーボーへ呼応した
木々や花、鳥が描かれたオールドノリタケは
大変人気のあるものです。
柳の木はシノワズリな柄ですね。
こちらはコーヒーセット
こちらは、ティーセットで揃っています。
こちらもシノワズリーな柄。
開国後に、外国から様々な文化が流入する一方で、
金が大量に流出することを憂えた福沢諭吉の助言によって外貨獲得のために、
森村組が始めた陶磁器は、
日本が影響を与えたアールヌーボーのスタイルを、日本風にアレンジして、欧米へ輸出するという文化的交流、経済的意義など、様々な側面を持ちますが、
何より、作られていた時期も短く数も少ないので希少性が高く、
アメリカには、オールドノリタケクラブが存在します。
前回、福岡の百貨店にてオールドノリタケを使っての
テーブルコーディネートセミナーをさせていただきました時は、
ニューヨークマンハッタンのオールドノリタケクラブの方にご出席いただき、
もう私なんかがオールドノリタケのお話しをするのは
申し訳なく、、
こちらから色々と質問させていただきました💦
オールドノリタケクラブでは、
どんな活動をなさっていらっしゃるのか??
とお尋ねしましたところ、
コレクションを見せ合ったり、
交換したりするそうです‼️
この春も、、
今までご紹介しましたコレクションを、見ていただいたり、
オールドノリタケを日常に使うご提案の
テーブルコーディネートセミナーを下記の日程で
致します!
紅茶、お菓子付きで、オールドノリタケでお茶を召し上がっていただきながら、
ゆっくり作品を見ていただけると思います。
ノリタケクラブの方には敵いませんが、、
私も一緒懸命勉強して参ります!!
ぜひお越しください💖
「オールドノリタケを使って春の食卓演出」
日時
4月5日金曜日
11時と15時から
場所
博多阪急百貨店7階
イベントスペースにて
申し込み
特選食器売り場 担当 加藤
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