岩田屋新館6階のイベントスペースにてオールドノリタケのコレクションが展示販売されています!
オーナーのマダムとは公私ともに仲良くさせていただいているので、早速見に伺ってきました。
秋色のアーティフィシャルのテーブルフラワーは、オールドノリタケさんの秋のコレクションに合わせて3年前の岩田屋展示の時に私がお作りして納品したものです!!
大切に使っていただき光悦です。
今回私が1番惹かれたのはこちらのお皿
ブラックベースに金と青。
モダンさもあり、和のテイストも強くて素敵!!
モダンなインテリアの中に飾ってみたい。
それから、ロココの時代を牽引したポンパドール夫人を
ホマーコナントがアールデコの時代に蘇らせて
艶然と微笑んでいます、、
オーナーのお話しによると
このホマーコナントの描くポンパドール夫人の版画は美術品ですので、手が届きやすいとは決して言えないのですが、
購入していくのは、なんと、若い女性なのだとか、、
平民に生まれながらルイ15世の愛人としてやがては、政治さえ動かすことになったポンパドール夫人は、芸術への造詣も深かったといいます、、
しかしどんなに登り詰めても自分の出自にコンプレックスがあったと言われています。
当時の肖像画を見てください。
(肖像画って今で言う広告とかプロフィール写真ですので、
自分をどう見せたいか、、というのが如実に現れてきます)
必ず本を持っていますよね?
自分が知的であることをアピールし続けたかったからです。
もう1人、女性が憧れるアールデコを生きた女性像があります。
フランスの画家ルイ イカールの描く女性達です。
こちらも若い女性が理想の女性として憧れて購入するが多いと
先日の「何でも探偵団」で聞いたばかりの情報なりー(笑)
オールドノリタケのポンパドール夫人とルイイカールの描く女性に共通しているのは、女性として圧倒的に美しくありながらも、第一次大戦後、女性が社会進出を余儀なくされた時代を強く生き抜く姿なのではないでしょうか。
美しさと強さはいつの時代も女性の憧れです。
一方、男性が手元におきたい女性、、気になりませんか?
こちらもヨーロッパアンティークのディーラーさんからお聞きしたのですが
「改悛のマグダラのマリア」
こちらは、ティティアーノの描いた傑作ですが、
同じモチーフで沢山の画家が描いて観賞用に出回っているそうで、間違いなく男性が購入して行かれるそうです。
この絵に関しては説明不要?でしょうか?
娼婦でありながらイエスキリストの教えによって改心し聖女となったマグダラのマリア。
「聖女でありながら娼婦」
これって永遠に男性が求める女性像なのでしょうか?
ちなみに、
ポンパドール夫人の墓碑銘にはこのように書いてあります。
娼婦に女衒とはすごい言われようですね、、、
どんなに嫉妬されようと何を言われようと己の生き方を全うしたポンパドール夫人、、
現代に生きていたらSNSを最大限に活躍してそうですよね、、
さて、そんなポンパドール夫人を拝見できるのも今日まで‼️
是非岩田屋新館6階にお急ぎくださいね。