関東からのお客様のアテンドで、
人間国宝井上萬ニ先生の元へ。
同行させていただきました北の台雅楽アンサンブルの井口理事長ご夫妻は、萬ニ先生と長くご親交があるそうです。
御年94歳で、大学講師、メトロポリタン美術館の展示と活躍なさるお姿は奇跡✨✨
色絵中心の有田で白磁を極められたその信念は
「形さえ美しければ、色は要らないのだ、、」
との言葉に凝縮されています。
土には必ず鉄分が含まれていて、それを焼成すると鉄分が出て参りますが、その鉄分をいかに取り除き、純白の白磁をつくるのが、
至難の技とか…
ランチのあとは、
呉須や釉薬を作っていらっしゃる深海商店さんへ。
ニッチな世界ですが、深海さんの
丁寧なプレゼンと工場見学に、お客様も大変お喜びでした。
最後はお写真ありませんが、
深海商店さんと150年のお付き合いといわれる御用窯の
辻精磁社さんへ。
お座敷で、辻精磁社さんの歴史などを伺い、そのあと
工房もみせていただきました。
素焼きに下書きするのが自家製瓢箪の炭であること。。
素焼きに直接、絵付けするのは呉須だけで、
そこで、焼成、
そのあと、赤、緑、黄色を上絵付けとして絵付け。
だから、青の色ははげないが、他の色は落ちる、、
などなど、教えていただき、
参加者の皆様も古典芸能の保存に、普段からかかわる方々、
ご興味も深く、素晴らしい交流の時間となりました。
有田、奥深しですね、、
行くたびに発見があります。