本土最西端の街、長崎県平戸市にあるオランダ商館で開かれたスペシャルな食事会に参加してきました。平戸はライトアップイベント週間で闇夜に浮かび上がった商館は本当に幻想的・・目の前は海と平戸城がこれまたライトアップされ浮かび上がっています。
ここまで2時間半のドライブでしたが、九州に住んでいても平戸は中々訪れることがありません・・
(幼き頃父母に連れられて平戸を訪れた写真が残っていますが・・)
今日は、
唐津・伊万里を抜け・・
実ははじめて見た伊万里港に衝撃を受けました。
巨大なコンビナート群。
半導体工場。
その海岸線上に現れるこれまた巨大な発電所・・
想像していたよりずっとずっと規模が大きくて現在も機能している港なのです。
先日この半導体工場については話題に出ていたばかりですので、、これほど立派な港があれば
陶磁器「伊万里」もそして「半導体」も輸出がスムーズなことでしょう。
少し早くついたのでオランダ商館を見学します。
オランダ商館が機能し平戸が栄えていたのは1600年から出島にオランダ商館が移される
1634年までの実は短い期間なのです。
当時のオランダ船
そしてオランダに貿易の許可を与えるべく家康より発行された朱印状。
この夏スリランカのゴールでも見たVOCマーク。
ポルトガル、オランダ、イギリスの大航海時代の名残を世界中で見ることができます・・
彼らの貿易の最大の目的はスパイスたち・・
日本との貿易では銀や銅のちには陶磁器を輸出
そして輸入されたのは中国の絹織物・生糸・砂糖・薬類
そしてスパイス・キリスト教(これはものではないけれど・・今回は触れません)
この夏スリランカ最南端の街ゴールでみたVOCマーク。
さていよいよ楽しみにしていた食事会の始まりです・・
オランダ商館の2階にこんな格好いい設えが・・
博物館なので火がつかえないということで5キロ先から運ばれてくるお料理たち・・
そのような困難さを感じさせない美味しさ楽しいプレゼンテーション。
ご一緒してくださった楽しく美しい皆様と・・
そして、今日の主役 この食事会を主催した大塚瞳ちゃんと・・
いつもカッコ美しい!!
日常は歴史の底に埋もれているこのオランダ商館に一眼惚れしたとしても
ここで食事会を実現するのは並大抵のことではなかったはず・・
たとえそれば短い期間であっても一度世界史の中で輝いた土地には奥行きがある・・
ここを闊歩したオランダ人のさざめきを・・
世界地図が一気に広がっていた時代を・・
父母と歩いた平戸の街を・・
一夜限りの食事会で夢見つつ夜は更けて行ったのでした・・