娘の家からも徒歩圏内の山種美術館。初めて伺いました。日本画コレクションが充実している小規模ですが大変見やすい美術館です。
11月26日日曜日までの開催だった
「日本画聖地巡礼」
日本の各地を巡った名だたる画家たちの足跡と作品を地方別そして季節別に展示した
面白い視点の展覧会でした。
本当に同じ絵画でもキュレーターの切り口によって見え方が違いますし、
その時の自分の心境によっても見え方が違います。
最近美術館浴という言葉を知って、なるほどと膝を叩きましたが、
ニュースや時事問題はいかにバイアスや偏見を取り払って妥当に判断するのかが大切ですが
美術館では兎に角自由に、心のままに作品と画家と対話できます・・
そして、それは自分との対話での時間でもあります。
また、何かを表現するときの「本歌」というデザインのストックを得る場でもあります。
多くのデザイナーや画家も古典的な作品を「本歌」として
新しいクリエイトをしています。
東山魁夷の「年暮れる」は今年何度も訪れた京都に感じた深としたそして吸い込まれるような
奥深い空気感が漂い・・
速水御舟の「名樹散椿」
琳派的デザイン画のようなモダンな美しさに目を見張りました。
よき美術館浴日和となりました。
散歩がてらまた尋ねたし・・