九州陶磁文化館で公開されている
個人コレクターによる寄贈記念
「赤戯幸コレクション」を鑑賞しに、やってきました!
この展示はなんと無料で観覧できます。
個人コレクターが新しく寄贈されたのを記念しての展示だそうです。
初期古伊万里、
初期色絵
初期鍋島
の逸品に特化したコレクション、
43点とはいえ、美術的価値の高いものばかり。
このところ、ずーっと有田焼の歴史をおいかけてる私には、
総括的な観点の展示もいいのですが、
このように、特化したコレクションもまた有り難いものです。
特化したとはいえ、そこは美術館展示。
鈴田館長による、解説を読むと、このコレクションの美術的、
歴史的価値がよくわかります。
陶磁器も絵画も膨大な数を、見ることによってしか見る目は
養われないと思うのです。
ここ数ヶ月有田に通い続けて、、
最初は、
クエスチョンばかりだったのですが、
少しづつ、知識が蓄積される様は
さながら一個づつ、パーツをはめて、壮大なパズルを
作成しているよう。
初期色絵を、ここで古九谷様式と書かないのは何故なのかな、、
これは赤戯幸コレクションから、、
初期色絵、古九谷様式の青手です。
(古九谷、有田焼論争は一応、決着がついているのだとか。)
クエスチョンが生まれることは、楽しい。
問えば答えてくれる人にいつか出会えるから。
答えがわかるとまたパズルのピースを埋めたくなるから。