9月7日から始まった、九州陶磁文化館の
瀬川竹生コレクションを見に行って来ました。
こちらは、江戸時代の有田の大皿ばかりをコレクションされている瀬川竹生さんのコレクションのうちの、100枚が寄贈されたのを記念しての特別企画展です。
今日は第三土曜日なので、学芸員の方によるセミナーがあっているのですが、それには間に合わず、終わった頃に到着。
セミナー帰りの方がたくさん、展示に流れていて大盛況でした。
これは?
学芸員Sとは鈴田館長の事かしら?
と思っていたら、横を通り過ぎて行かれるのは有田の生き字引鈴田館長??ではないですか、、!
「鈴田館長〜〜!」
と思わずお声かけして、お尋ねするとやはりこの学芸員Sとは鈴田館長との事。
なんと、この大皿の六角形の地文が何個か数えられたそう。
写真に撮って、10色のペンで一マス、一マス数えたところ、3765個もあったそう…
書いたり、書いたり、、、
このような大皿が使われていたのは八百膳などの江戸の割烹料理屋さんや庶民でも法事などの
日常の特別な時に人が集まる時だったそうです。
豊かな表現の大皿に平和で爛熟した江戸文化を見て取れます。
なんだか漫画っぽい模様のお皿も。。
大皿は絵画のように、視点移動しながら見る楽しみがありますが、
作り手がどのように仕掛けたのかを考えながらみるのも楽しいのです。
こちらのコレクションなんと、無料で拝見できます!!
ぜひお出かけください。
そして、帰りは必ず
「柴田コレクション」
このコレクションの素晴らしさは、江戸時代の磁器焼成の始まった時期から明治時代の始まりまでの
有田の国内向けの、作陶をコレクションしてあるコレクターとしての視点だと思います。
江戸時代の有田焼きの歴史が、一つの展示室で俯瞰できる稀有なコレクション。。
といっても、やっと各時代の焼き物の見分けがつくようになったばかりですが。。
美術をみる目を養う為には、兎に角、足繁く美術館に通って見るしかないと思います。
その後、柿右衛門の古陶磁参考館へ行き、
さらにそのあとは、有田歴史塾に参加。
お勉強dayは楽しい😁