福岡三越八階美術ギャラリーにて本日より10日土曜日まで。
初日の朝一に行って参りました。
●14代今泉今右衛門 人間国宝認定十周年展●
11月1日から10日まで。
福岡三越9階美術ギャラリーにて。
史上最年少で、色絵磁器の重要無形文化財の認定を受けられた十四代今泉今右衛門さんの五年ぶりの福岡三越での展示会。
献上品鍋島の赤絵師としての歴史、
廃藩置県以降、本焼きを初められ、大変にご苦労されたという十代の作品。
造形も色絵の技術も素晴らしいと十四代がおっしゃる十一代。
十二代、そして十三代の作品、窯から上がったばかりの十四代の
作品が一気に拝見できる貴重な展示会。
展示は花瓶や香炉などの工芸品が中心ですが、
写真は、最後の写真以外は、先日今右衛門窯を訪れた時のものです。
(初期伊万里の牡丹柄のお皿を十一代がリメイクされ、さらに、
赤い牡丹が一面に描かれたティーカップ&ソーサーを
窯にて一目惚れして購入したものです。
取っ手のついた徳利は、熱燗を持つ時熱いから、取っ手をつけてほしいというお客様の要望で、つけられたものとか。
こちらはお酒のお好きな方のギフトとして。
藩窯の赤絵師としての370年の歴史、その伝統を受け継ぎながらも
如何に作り手らしさをそして時代性を表現するかを苦心して生み出されたか。。
また、如何に、注文者の要望に応えようとしてきたか。
吹き墨、墨弾き、プラチナ使い、
琳派のような絵柄、
全てが品格がありながらどこかモダン。
少しづつしか揃えらませんが、
今回は翡翠の香炉を。
10日までの展示なので、ぜひ足をお運びください。
#十四代今泉今右衛門
#十四代今泉今右衛門人間国宝認定十周年記念
#墨弾き
#吹墨
#伝統と今様と
#注文者と作り手の関係性の中で生まれる焼き物
今日と9日だけ14代がいらっしゃいます。
9日土曜日は14代によるギャラリートークもありますので、皆さまもぜひ会場に足をお運びくださいね。