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Arts de la table
カテゴリ:アート( 28 )
正倉院の世界(東京国立博物館)
時差投稿です…😅

奈良国立博物館の正倉院展を見た後、1日あけて東京国立博物館の「正倉院の世界」を見て参りました。
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朝一、チケットを、買って入館まで一時間くらい並びましたが、入場制限をしているせいか館内は思ったより
混雑しておらず、ゆっくりとかんしょうできました。
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素晴らしい企画とコンテンツ‼️


「螺鈿紫檀五弦琵琶」は前期展示でしたので、今回は拝見できたのは複製品。
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複製品と侮るなかれ!
鼈甲や螺鈿細工やそれぞれの分野のマイスターが仕事を分担して8年の月日をかけて再現し、実際に音も奏でる事ができる夢のような複製品‼️✨

展示室には、五弦琵琶の実際の音が流れておりなんとも典雅な心地に…💖

それから、今回私が最も楽しみにしていたのが

「蘭奢待」
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正倉院の宝物で一番有名なものは中世、近世までは実はこの

「蘭奢待」だったとご存知ですか?

これは「黄熟香」ともいわれ香木の沈香です。

正倉院の北倉に納められている「全浅香」と合わせて

「両種の御香」と呼ばれ香家にとっては特別な香木です。

仏教儀式において仏前を清めるために東大寺に伝わったものですが、
この香木を持つものは天下を取ると言われ、

足利義政が切り取った後や、

それに負けじと
織田信長が切り取った後も残っています。
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最新のものですと、
明治天皇が切り取られたあとが残っています。
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「蘭奢待」が何故見たかったかというと、
丁度、こちらを見る前日の11月の歌舞伎座夜の部「連獅子」で幸四郎さん親子の華麗なる舞を拝見していましたら
文殊菩薩の座す清涼山にて咲き乱れる牡丹の花は
正倉院の蘭奢待の香り」
がすると言われてるのだとか‼️


獅子の精の左右に紅白ほ牡丹が描かれていますよね…
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獅子は百獣の王ですが、唯一の弱みは、「獅子身中の虫」
その虫から獅子の身を守るのが牡丹の花びらに溜まる
朝露とか…
ですから、獅子と牡丹は離れられない間柄なのです。

連獅子は歌舞伎ではあまりに有名で特に親子の役者さんで襲名披露などでは必ず演じられる演目です。

牡丹は当然牡丹の香りがするのですが、

獅子も清涼山の牡丹も想像上の神聖な存在。

そこにさく牡丹の香りを「正倉院の蘭奢待の香り」

というほどに、蘭奢待が正倉院の宝物の中で特別で、

有名であったという事です。

この蘭奢待以外にも正倉院には、仏教儀式用の香木が多く収められていて、

今回の展覧会にも香木だけの展示室がありました。

そしてこの蘭奢待!!
最新の研究で、
今だに、
沈香の甘き香りがする事が解明されました‼️

1300年も昔の香木が未だ香りを放つなんて‼️

どんな香りなんでしょう、、

展示を見ている他の方々も同じ事を考えているようで

「ちょっと嗅がせてくれないかしら」

「無理でしょ」

なんていう会話が聞こえてきます😊

東京は今、ビジネスホテルも百貨店も、、どこへ行っても外国人観光客だらけですが、、

こちら「正倉院展」は、来場者はほぼ100パーセント日本人です。


会場の熱気…
後ろから聞こえてくる皆さまのおしゃべりにも頷いて共感できる一体感✨

(私は決してナショナリストではないのですが)

奇しくも聖武天皇が中央集権国家を設立する為の

渾身の宝物は、人から人によって大切に受け継がれ

(世界中の大抵の歴史遺産や美術品は忘れ去られ、放置され、

あるいは略奪され、

散逸して、

そして後の世に発見されたりすることが多いのですが、、

ピラミッドしかり、アンコールワットしかり、)

大切に守られて、今も天皇の勅使によってしか開ける事許されず、

(あの織田信長でさえ、蘭奢待をきりに勝手に入る事ができなかったそう…)

令和の時代にあっても日本人の私達の

心を1つに纏める力を持つことはやはり尊い…

としか言いようがないですね…




夢の国 燃ゆべきものの燃えぬ国

木の校倉のとはに立つ国

森鴎外

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by artstable67 | 2019-11-22 21:39 | アート | Trackback | Comments(0)
ゴッホ展(上野の森美術館)
東京国立博物館で、「正倉院の世界」を見て、仕事の資材の買い付けをして、、

あしは棒のようになり、ヘトヘトではありましたが、金曜日の夜は美術館は20時まで開いているところが多いので再び上野へ‼️

国立西洋美術館の「ハプスブルク展」を見る予定でしたが…

11月の18時とっぷり日が暮れた上野の森、

上野の森美術館の仮設テントのライティングが、

私を呼ぶ〜

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というわけで、行き先変更‼️

「ゴッホ展」へ

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混み合っておらず、ゆっくりと鑑賞できました。

「ひまわり」の展示はありませんが、

ゴッホの絵画を描いていた10年間をほかの同時代の画家、との関係から辿り、

ハーグ
パリ
アルル
サン レミ療養所
それぞれの時代の絵画、彼を巡る画家の作品、

そしてそれをナビゲートする

イアホンガイドの杉咲花さんとゴッホの弟役のテオを

演じた小野賢章さんがもう本当に素晴らしい‼️

イアホンガイドは別料金だけど、これは

絶対借りて欲しいです!!

私、美術館へ行ったら必ずイアホンガイドを借りるのですが

一般に国立系の美術館より私立系の美術館の方が

凝っていて面白いものが多いのですが、


こちらは、
BGMのセレクションも素晴らしく、

私の中で
歴代イアホンガイドランキング1位をあげたいくらい💖

小野賢章さんの抑制の効いたしかし甘く切ない声で

読まれる、

ゴッホのテオへ

の書簡、そしてテオからゴッホへの書簡…



サン レミ療養所で最後に書いた白薔薇の絵の前で

「君はただの画商なんかじゃなかったんだ…」

から始まるゴッホの書簡の朗読で、涙が止まりませんでした…


小野さんのナレーションのお陰で

ゴッホの才能を信じずっと支え包み込んできたテオの思いがグッと胸に迫りました。

救いようのないような無骨で孤独な人生であっても

ゴッホの言うように

「多くの人は本当の美しいものに気がつかないまま人生を

終わってしまう」のかもしれないですし、

その意味からしたら、

ゴーギャンとの諍い、

耳を切り落とした画家。

ピストル自殺などエキセントリックな文脈でしか

語られないゴッホですが、

「本当に美しいもの」に気づき、それを後世に残した

実は幸せな人だったのかもしれません。



ゴッホのハーグ時代の私達が知っている筆致とは全く

違うハーグ派に習ったグレーな時代
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大変影響を受けたモンティセリの静物画

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モンティセリの油絵の具を高く盛り上がるような描き方

に影響受けて

こちらがゴッホが描いた静物画
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(ここから私達がよく知っているゴッホの盛り上がるような油絵の具使いが始まります。)

自身も弟テオから援助を受けている身なのに、子連れの娼婦シーンに貢いでしまい、極貧に陥ってしまう、、

そのシーンを描いたもの
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たしかにアルルへ移って、鮮やかな色彩にゴッホの絵は変わって行きますが、



多くの鮮やかな色使いの絵画は実は


耳を切って療養していたサンレミ療養所時代のもの。

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「糸杉」

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サンレミ療養所で最後に描かれた

白薔薇
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この絵画の前で小野賢章さんによるテオが読むゴッホからのテオへの書簡が素晴らしかった。

「テオよ。君は決してただの画商なんかではない。

私を通して芸術活動をしていたのだ。。

私は些か狂気をはらんでしまったかもしれないが

それは芸術活動においては致しかたなかったのだ…」




「ゴッホ展」
上野の森美術館(仮設展示場にて)
〜1月13日まで

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by artstable67 | 2019-11-16 20:46 | アート | Trackback | Comments(0)
正倉院展(奈良国立博物館)
朝一で博多から神戸へ。

神戸市で丸山洋子先生のクリスマステーブルレッスンを受けて

更に阪神電車に揺られ、


奈良へ。


奈良へ来たのは、30年以上ぶり。

その折には、
極寒の2月に東大寺のお水取りを見学に来たのでした。

今回の目的は、

奈良国立博物館の正倉院展。

(心得たように鹿ちゃんが写真に入ってくれます💖)

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明日11月14日が最終日でしたので、駆け込みでした!!

行列ができていましたが、

10分並べば入場できました✨

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正倉院展は昭和21年より毎年秋に行われ、この時期だけ

正倉院の建物も10時から16時までは、外から離れてではありますが見学が可能とか‼️
(知らなかったので今回は時間がなかったのですが、、)

最新の技術による分析で


唐からの輸入品と思われていたものの多くが国産であると証明され、
奈良時代の工芸技術の高さが注目された展覧会です。


今回是非とも見たかったのは、

「鳥毛立女屏風」 一際人だかりが出来ています。

こちらは六扇からなっており、

立っている姿は三扇で残りの三扇は椅子に座っている姿です。



こちらの2人は立ち姿

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右は立ち姿、左は座っている
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こちらは2人とも座り姿
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いわゆる天平美人という、下ぶくれの美女?は

現代の美人の基準からすると美人には見えないのですが、、
額の花や口の横のホクロのようなものなど、唐代の化粧を施しています。

美人の基準も時代がかわると変わるものです。

正倉院の宝物は楽器も多いのですが、多くは仏教や宮中の行事で使われていたもののようです。

こちらは唐からの伝来品。

「金銀平文琴」

7弦の小さな琴のようなものです。

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螺鈿と水晶、表のみならず裏面にも施された細やかな装飾…

なんと贅沢な。

奏でたなら一体どんな音がするのでしょう。

そしてもう一つ興味深かったのは

「伎楽面 獅子」
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伎楽は7〜87世紀には法会などで盛んに行われましたが、
中世には完全に廃れたので、不明な事が多いのですが、

この面をつけて獅子舞のような踊りを踊っていたそうで、
謡曲や歌舞伎の連獅子の源流になるのでは…

と思いながら見ておりました。

鑑賞の後、お茶席へ移動して

少し色づき始めた庭を見ながらお薄とお菓子をいただきホッと一息つきます。

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全体的に展示数は少なめですが、

集中力落ちずゆっくり鑑賞できますし、正倉院の見学と合わせれば、足を運ぶ価値ありかと思います。




役9000点もあると言われている正倉院の宝物の中から、

毎年少しずつ公開されるコレクションをまた、来年も都合つけば、

見てみたいものです。

(でも、奈良はやはり遠かった、、😭)





by artstable67 | 2019-11-13 23:07 | アート | Trackback | Comments(0)
ポンパドール夫人
ポンパドール夫人の原画って?

の質問にお答えします。

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アールデコの時代にオールどノリタケは、ポンパドール夫人を始め、マリールイーズやジョゼフィーヌなど、歴史上の人気のある女性をたくさんお皿やコンパクトなどに描いてアメリカ向けに輸出するのですが、
それは大ブームとなります。
そのポンパドール夫人のモチーフの原画になったものが、
こちらの絵なのです。

ここから色んなポンパドール夫人のデコレディが生まれていきます。

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さて、このポンパドール夫人

ホクロがすごく印象的で色っぽいですよね。
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もちろん、元々のポンパドール夫人の肖像画にはホクロは
描かれていません。

こちらが1756年に描かれたポンパドール夫人の肖像画
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書籍を持っているのは、自分の知性をアピールしたいから。
当時は肖像画は大事なセルフブランディングのツールでした。

さて時代 は巡り、
1920年
女性が社会進出し始める時代。

ブロードウェイのショーレディ達は自分達を魅力的に見せるため

ツケぼくろをつけて出演したとか。

ブロードウェイの衣装をたくさんてがけた

画家ホーマーコナントによって1915年に描かれた

ポンパドール夫人は、

新しい命を吹き込まれ歩きだすのです…

蠱惑的な眼差しで私達を魅了しながら。


by artstable67 | 2019-09-07 02:30 | アート | Trackback | Comments(0)
クリムト展(東京都美術館)
期間終了間際…

大混雑でした😢


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金曜日の夜は20時まで開いていて、18時以降の入館は

大抵空いていて、ゆっくりと鑑賞できるのですが、

日曜美術館や美の巨人等、

テレビでも紹介された事や会期終了間際だった為でしょうか?

当日券を買うだけで20分、

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入館の列で40分…
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この後、名古屋でも展示はありますが、

(東京近郊在住でしたら絶対帰ってました😭)

必ず行けるとは限りませんし、この為に1000キロ彼方から


飛んできましたので、、💦💦💦

行列に並びます、、

羽田に着いてすぐ、東京堂で買いつけに3時間、

今日は蒸し暑くて、一旦ホテルに帰り着替えて、水分も取らずに


上野へ。

館内は人の熱気で暑くて、お茶を買う間もなく…

「館内は大変気温が上がっております!

こまめな水分補給をお願いします…」と熱中症⁇

対策を呼びかけるアナウンスが…
(この時点でかなり気分が悪くなりましたが)

なんとか、館内へ。

(この時点で19時を回っていました)


人垣の間から足早やに作品を見て回ります。

東京都新美術館の「ウィーン世紀末展」を2週間前に


見ていたので時代背景がわかってはいたのでまだ救われました…

興味深かったのはクリムト修行時代のもの。


ダンテの「神曲」の登場人物

フランチェスカとパオロ

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ヴェネツィアを代表する画家ツィツィアーノの模写

「イザベラ デステ」

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ジャポニズムへの傾倒


あまりに人だかりがありゆっくり鑑賞できなかった

ユディットI
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怖い絵だよね

怖い絵だわ

鑑賞する人々が口々に囁いているのが面白かった…

上から見下ろすサディスティックな女性像は

クリムトならでは。

そしてクリムトにかかると赤ちゃんでさえ、

こんなに上から目線‼️

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ベートーベン フリーズの壁画のレプリカの部屋。


クリムトのそしてこの時代のベートーベンへの大いなるリスペクテーションが感じられる壁画ですが、


音楽家やアーティストが時代に与える影響は今の時代より

ずっと大きかった時代。

庶民が自分の思想を発信する事など、許されなかった時代

やっとウィーンの城壁が取り払われ近代都市へと変化を

遂げていく中での新しい表現の形。

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イアホンガイドがこのタイミングで

ベートーベンの第九の歓喜の歌を…


この演出最高でした‼️😭


ベートーベン フリーズ、


ウィーンに行って是非実物の壁画を見てみたい。


20時には閉館するので、図録を買う時間も欲しかったので

鑑賞時間はたった40分でした😢


外に出ると、とっぷりと日は暮れていました。

(福岡はこの時間まだ明るいのですが)

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明日は会期最終の日曜日。

きっと大混雑でしょうね。

皆さま、水筒お持ちくださいね。



by artstable67 | 2019-07-07 02:18 | アート | Trackback | Comments(0)
ウィーンモダン展(国立新美術館)
久しぶりとなってしまった東京美術鑑賞。

上野のクリムト展と迷いましたが、友人の勧めで、

乃木坂の国立新美術館の

「ウィーン モダン展」へ。
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こちら本当に素晴らしい!

何が素晴らしいかというと、その切り口。

ウィーン世紀末芸術、クリムト、エゴン シーレ、、

ややもすると単独で語られるがちなテーマを

①マリア テレジアのヨーゼフ2世の統治下における啓蒙主義
②ビーダーマイヤー
③19世紀半ばの会社創設ブーム期

という先駆となる三つの時代から、絵画のみならず、

陶磁器、家具、衣装、宝飾品、銀製品、様々なミニチュア模型、彫刻を使って、

多角的にプレゼンすることにより

なぜ、ウィーンに、そして世紀末に頽廃的な芸術が生まれそれがウィーン モダンへと至ったのかを鮮やかに魅せてくれていることです。

①の啓蒙時代を牽引したのは

フランスのように哲学者ではなく、統治者である

マリア テレジアと皇帝ヨーゼフ2世であったことは特筆すべきでしょう。

マリア テレジア
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その息子の皇帝ヨーゼフ2世
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皇帝の狩猟地であったプラーターや夏の離宮アウガルテン宮殿を誰もが使える公園にし、

かの有名なウィーンの総合病院をつくりました。

また、啓蒙の担い手の重要人物であったのは

あの、作曲家モーツアルト‼️

有名なオペラ「魔笛」はフリーメイソンの一員であった

彼の思想の現れなのだそうです。


(28年も前の事になりますが、モーツアルトの没後200年の年にウィーンへ行き、オペラ座にて

モーツアルトの「魔笛」を見ました。)

つづく②ビーダーマイヤーの時代。

これは食卓芸術の様式の講義をするときにもサンプルが少なくて、

困っていましたが、

ナポレオンの侵略時代が終わりウィーン会議でヨーロッパの再編成が行われていた時代、

厳しい検閲を強いられる中で、

人々の関心は、簡素な様式や家庭生活に向いていったこと、、

この文脈を理解するがまず大切なのです!

ビーダーマイヤーはインテリア様式で語られる事が多いのですが、

銀製品もたくさん展示してありました。

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イメージしていたものより、すごくモダンでおしゃれなデザインのものばかりで、
現代にリバイバルしてもきっと新しいと感じるようデザインなのです。

そしてビーダーマイヤーを誰よりも体現していたのは

なんと

あのシューベルトなんです!

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シューベルトが作曲家仲間と開く音楽発表の夜会シューベルティアーデの様子

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ここに描かれているのが典型的なビーダーマイヤー様式だそうです。


つづく、③会社創設ブーム期の君主は

フランツ ヨーゼフ一世

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あの絶世の美女
皇妃エリザベート(シシィ)の夫と、


言った方がピンときますよね。

こちらが皇妃エリザベート

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妻があまりにも有名なため、スポットがあたりにくいのですが、

ヨーゼフ一世の功績は何と言っても、

ウィーンの街に巡らされた中世時代の市壁を取り払って、
環状道路(リンク通り)を作ったこと‼️

これにつきます。

市壁がある限りその街は中世時代のままですし拡張もしませんし、

外部との交流も限定されます。

これによりウィーンの街の近代化が揺るぎないものとなります。

この時代の花形の画家は

ザルツブルクからフランツ一世によって招聘された

ハンス マカント

この時代の大スターで売れっ子だった彼の書いた肖像画

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画家のプリンスがハンス ならば

音楽のプリンスはそう

あのヨハン シュトラウス✨

美しき青きドナウでウィーンをワルツの街として世界中に
印象付けた立役者です。

そして愈々1900年

世紀末の時代がはじまります。

クリムトは頽廃的な絵画のイメージですが、

ウィーン市議会からの依頼で、描いた

(皇帝からではなくウィーン市議会からの依頼で、、

というのは重要なところですね。

ブルジョワジーが力を持ちこれから文化の推進者となっていくということですから、、)

「旧ブルク劇場の観客席」

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そして

「愛」

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ゾクゾクするほど美しくて頽廃的な絵画です…

やっぱり恋は死への希求なのだと

何だか見てはいけないものを見てしまったような、、


やはりクリムト凄い!


スキャンダラスで、いつも着ていたスモッグの下には

何も付けていなかったとか、

常に何人もの女性モデルが待機していてクリムトの声がかかるのを待っていたとか

女好きで有名だったクリムトが唯一心から尊敬し、

最後まで交流のあったエミーリア

の肖像画がこちら。


(ここだけ撮影オッケーなんですよ!!)
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エミーリアのドSな眼差しに見下ろされる感じ…

もう堪りません…

展示のアングルも最高‼️‼️‼️

もはやクリムトの愛した女性という文脈でしか語られない

エミーリアという女性は自立した職業婦人でありデザイナーであり、


この肖像画からはクリムトの
彼女に対する限りないリスペクテーションが感じられます。

クリムトが亡くなったあと、エミーリアは自分に関する資料を全て、

クリムトのアトリエから捨て去ったとか。

ヴァールにつつまれた2人の関係を解く鍵はこの絵画にあるのでしょうか。。

そしてエゴン シーレ

これまた、ウィーン世紀末の画家を語る上で避けることはできない画家で、やはり

スキャンダラスな逸話に尽きない彼。


ウィーン世紀末絵画が特徴的なのは、

1900年以降の絵画は、写真の発達により肖像画のように写実的に描く意味を失います、


そんな中で

カンディンスキーやミロのように抽象画に向かっていった、フランツ、スペインそしてドイツに

比してエゴンシーレが描いたのは

人間内部の悲しみ、苦しみ、残酷さ…

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平行して作られていたウィーン工房の

何ともモダンなデザインの銀製品

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リンク通りの新旧混ざる様式の建物、

美術史美術館、

トラム、

モーツアルトチョコレート

28年前の記憶を辿りながら、

また、ウィーンを訪れたくなった展覧会、


そして上野のクリムト展も行かなければ‼️

(金曜日は20:00まで開いてる国立新美術館。

18:00以降の入館が空いていておススメです。)

そして夜の国立新美術館もとっても素敵です。

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by artstable67 | 2019-06-14 23:55 | アート | Trackback | Comments(0)
ニューヨーク近代美術館
メトロポリタン美術館を午前中に訪れ、興奮冷めやらぬまま、ニューヨーク近代美術館へ。


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こちらの美術館の建物の設計は、谷口吉生さん。
何とコンペで優勝されての設計。
メデイアに登場することもなく、露出度の少ない方ですが、まさにモダン(現代)な空間。

古典でもなく近未来的でもなく。。
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そしてここで忘れていけないのは美術館内にあるよスタイリッシュなレストラン、「ザ モダン」
空間もお料理も美味しいと評判です。

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カジュアルなカフェもありますが、そちらもすごく美味しいです。

コレクションは
こちらもメトロポリタン美術館に負けず、名作揃いです。
ピカソ
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大変珍しい
セザンヌの肖像画
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ここだけは人だかりが出来ていた

ゴッホの星月夜
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アンリ ルソー
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こちらは、教科書の表紙だったことを覚えています。
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ピカソの代表作の1つ、

アヴィニョンの娘たち
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 カンディンスキー
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セザンヌ
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キリコ
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マチス

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モディリアーニ
これはロレアルのパッケージになったもの
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ミロ
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こちらはマンチェスターを訪れたとき、丁度展覧会をやっていた マグリッド
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これも有名なワイエスの作品

昨夜見た、ブルーマンのショーで、この絵画がパロディーになっていました。

ネタバレですので詳しくは書きませんが、

まさかの…
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デザインショップは、日本にもできましたよね。

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この日は朝から、一日中美術館を回りましたが、好きなものを見ていると集中力も落ちませんね。

見せ方もやはり素晴らしく、

それで見ている人を疲れされないのかもしれません。

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  セミナー等お仕事の依頼は
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by artstable67 | 2018-04-03 22:30 | アート | Trackback | Comments(0)
メトロポリタン美術館(ニューヨーク)
ニューヨークに来ています。
ニューヨークに着いてすぐに直行したのは…

ずーっと行きたかったメトロポリタン美術館、

世界三大美術館の1つです!


念願叶って行って参りました😭😭🌸
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メトロポリタン美術館が、パリやロンドンの美術館と根本的に違うのは、略奪品、戦利品が一点もないこと。

全てが、寄付で成り立っていることです。

館内入ってすぐ、レンギョウの生花がふんだんに生けててあり、とても華やかで目を引きますが
こちらも寄付。


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オランダ人女性フローリストの方が毎月、無償でお花を提供しているそうです!

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古典から現代アートまで幅広く展示されていて、途方も無い広さ、常時そのコレクションの6分の1しか展示されていないそうです。

レンブラント
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そして、フェルメールが一挙5作品も見れるのがこちらの美術館の素晴らしいところ。

しかも人がほとんどいなくて、ゆっくり座って鑑賞できるのです😭

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明日いく、フリックコレクションの3点を合わせたら、 ニューヨークだけで8点のフェルメールコレクションがあります。

フェルメールは全作品が37点といわれているので、ニューヨークで8点も見れるとはすごいことです!!

この為だけに来る人もいるそうですよ。
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フェルメールは明日もう一度見に来ます!!


フェルメールコレクションを見たら、

マニエリスム派のエル グレコ
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ヴェネチア派のティエポロの天井画
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ルノワール
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こちらのルノワールの作品は、背景に日本の屏風、絨毯、帯がインテリアとして書き込まれ、ジャポニズムが色濃く伺える一点です。
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ゴッホの自画像
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ゴッホ

糸杉畑
ゴッホの絵ってひたひたと孤独が足元から立ち上ってくるような寂しさがあります。
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女性画家としたら展覧会を、すると最も人が集まると言われるオキーフ
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シャガール
この色彩感覚はいつみても引き込まれます。

ユダヤ人として常に追われる身でありながら、幼い頃読んだ本の幸せな記憶が、シャガールを救ってアートを開花させたのだそうです。
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日本ではあまり知られていませんが、ティファニーの二代目はアーティスト。
彼の作ったステンドグラスの窓

アールヌーボー、ジャポニズムの影響の色濃い作品群です。
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フランクロイドライトの設計したミネソタの家の居間がそのまま移築されています。

アール・デコの傑作
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メトロポリタン美術館の素晴らしさは、コレクションの見せ方の秀逸さ

プレゼンテーション

日本のブース

イサム・ノグチ
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ここに飾られているとモダンアートのような俵屋宗達の屏風
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ギフトショップも充実しています。
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ランチを食べて午後からニューヨーク近代美術館へ。

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つづく…
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  セミナー等お仕事の依頼は
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by artstable67 | 2018-03-31 13:17 | アート | Trackback | Comments(0)
Gucciのオフィーリア
今日はあたたかくて、いいお天気。

皆様どんな週末をお過ごしですか?

Gucciの春夏のコレクション・・

キュレーター イグナシ・モンレアルの作り出す

幻想的で美しすぎるPV,

ご覧になりましたか?

グッチのデザイナーアレッサンドロ・ミケーレのデザインしたスパンコールのデザイン

のドレスを纏って水に浮かぶ悲劇のヒロイン・オフィーリア。

言わずと知れたシェイクスピアの五大悲劇の内のひとつ「ハムレット」

の恋人です。

恋人を信じられず、自ら命を絶ち水辺に浮かぶオフィーリアのモチーフは

多くの芸術家をインスパイアして描かれてきましたが・

こちらはPVのオフィーリア 
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そして数あるオフィーリアの絵画の中で

最も有名でグッチのPVのモチーフとなったのがこちら・・

ジョン・エヴァレット・ミレーの描いた「オフィーリア」です。

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此の絵はテート・ブリテン(ロンドン)に常設展示されていて、写真は2011年私がロンド

ンでホームステイしていた時に訪れたときの物です。

(ロンドンの美術館・博物館は全て入館料無料で写真撮影もOKなのです。)

こちらがテート・ブリテン
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ここへ訪れる二日前にロンドンで暴動があり、夏のロンドンはガラガラ・・

名画を独り占め出来たのでした・・
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さて、件のミレーの描いた「オフィーリア」は夏目漱石の「草枕」に出て来る事

でも有名で・・

死に往く美女
(「草枕」の中では「苦しんで死ぬのではなく安々と死んで往生して

水に浮かんでいる様・・」と表現していますが・・)

というモチーフは古今東西のアーチストを刺激してきましたが、


グッチのキュレーターイグナシ・モンレアルは「オフィーリア」に全く

新しい解釈を与えました・・



誰もが夢見る切なく美しい究極のファンタジーの結末はぜひ皆さんの目でご覧ください



by artstable67 | 2018-03-03 23:17 | アート | Trackback | Comments(0)
西元祐貴ライブ パフォーマンス(岩田屋本店)
書道をなさっている方でしたら、どなたでもご存知の

書家にして陶墨家の西本 祐貴さんが福岡岩田屋でライブパフォーマンスをなさいます。

西本さんの展覧会は来年そうそう福岡アジア美術館で開かれます。
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西元さんのプロフィール
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彼の作品はあのロンドンのオークション、

クリスタィーズでオークションにかけられたりもするそうです😍

先行で人数限定で
岩田屋本館のバンケットルームで、西もとさんの臨場感溢れるライブパフォーマンスを身近に見ていただけます。
拝見するだけでも運気が上がりそうですね。

詳細は

日時
11月11日土曜日15時から20分程度

場所
岩田屋本館バンケットルーム

申し込み
092-734-4971(岩田屋担当バイヤー席)
小川聖史


私も参加しますので、皆様も是非ご一緒しましょう。

by artstable67 | 2017-11-05 23:55 | アート | Trackback | Comments(0)
  

食空間プロデューサーの山野舞由未です。
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