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Arts de la table
ワイルマンのアレクサドラトリオでティータイム
イギリスから届いたばかりの

ワイルマンのアレクサドラシェイプのトリオでお茶をしました。

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お茶は国産の包種茶。
友人のKさんよりいただきました。

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水色も味も香りも台湾の春摘み烏龍茶のような花のような芳香のある極上のお茶でした。
Kさん、ありがとうございました✨✨
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お茶菓子のクッキーはこれまた芦屋マダムにお土産でいただいた夙川のミッシェルバッハのクッキーです。
予約出来ず、夙川でしか手に入らないものです。
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ワイルマンのアレクサドラトリオでティータイム_c0366777_18214565.jpg
珍しいだけでなく、とても美味しいクッキー。
甘さが控えめでこのサイズ感も上品で好みです。
A様〜❤️
ようやくいただきました。
ありがとうございました✨✨

イギリスの名窯ワイルマンはシェリー窯の前身です。

このアレクサドラシェイプのトリオは1877年から1890年に作成されたもの。

アールヌーボー期独特の曲線が美しく、またこのブルーもイギリスを旅していても目にすることはありません。

海から生まれたばかりのような、波のようなシェイプは
いくら見ても飽きません。
ワイルマンのアレクサドラトリオでティータイム_c0366777_18234905.jpg
イギリス在住のアンティークディーラーさんにお願いしてようやく買い付けていただいたものです。

ゆっくりとお茶を飲む時間は、自分と向き合う大切な
時間です…
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# by artstable67 | 2017-06-14 18:20 | 紅茶 | Trackback | Comments(0)
博多座 中村芝翫襲名披露公演 2夜目
博多座襲名披露公演、11日日曜日に今度は父と娘と訪れました。

同じ演目を2回も見る事はなかなかないのですが、

1回目は見落としていた事をゆっくり見れたり、聞き取れなかった台詞が

聞こえてきたり、

今回は花道横のお席でしたので、

役者さんの汗や体の震えまでが伝わって来て

またもや新たな感動に包まれたのでした。

夜の部は

「信州川中島合戦」
「輝虎配膳」から始まります。

私は歴女ではありませんが、戦国武将の中でも根強い人気を誇るのが

武田信玄と長尾輝虎(上杉謙信)ではないでしょうか。

12年の歳月に渡って繰り広げられた「川中島の戦い」

は大河ドラマや時代物の映画の題材にも度々なる合戦ですが、

享保6(1721年)8月に大阪竹本座で近松門左衛門による

全5段の時代浄瑠璃として初演された

「信州川中島合戦」はその後歌舞妓にも移入される事になります。

全5段のうち「輝虎配膳」は3段目にあたります。



あらすじは・・

越後の大名長尾輝虎は、武田信玄に仕えた名軍師である山本勘助を

自らの配下にすることを望みます。

そこで・・

家老の直江山城守の妻が勘助の妹唐衣であったため、

唐衣に命じさせ、勘助の老母越路と妻のお勝を館へ招き、自ら給仕役

として接待します。

しかし越路は輝虎の目的を察し、なんと

大名の輝虎自らが恭しく差し出した配膳を足蹴にしてしまいます!

此の場面で・・

「おお〜〜」と観客席から吐息が・・

感心しているのではなく

びっくり、ハラハラしているのです。

そしてとうとう輝虎の堪忍袋の緒が切れて、

あわや越路が手打ちに・・

というとことで大活躍しますのが、

嫁のお勝。

口が不自由という設定ですので、言葉で取りなす事が出来ません。

琴の名手であったため琴を弾きながら、

(琴を弾きながらでしたら言葉が出てくるのです)

姑の無礼を切々と詫び、山城守も加わり

輝虎を諌めなんとか事なきを得る・・

という緊迫感に満ちた一幕。

息子の為に命を懸ける気丈な母の越路は

「道明寺」の覚寿

「盛綱陣屋」の微妙

とともに「三婆」とよばれる女方の大役。


最後の花道の引き込みで、

それまで強気な態度で傲然としていた越路が無事に事が済んで

ほっとして手を合わせようとして、

嫁のお勝に見られないようにさっと手を引っ込めて、

安堵の涙が溢れないようにくっと顎をあげるさまは・・

(勧進帳の富樫も同じ仕草をしますが女方では珍しいです)

魁春さまの目は本当に潤んでいらして、

やはり此の場面では泣いてしまいます・・💦

それから

「襲名披露口上」

背景画が「風神雷神」なのです!!

これがいいのです。

建仁寺の俵屋宗達の「風神雷神」と構図は同じですが、

とても現代的なイケメン風の風神雷神は

古典を踏まえながらも新しい風が吹いてくる成駒屋さんの

未来を予感させます。


そしていよいよ

「祝勢揃壽連獅子」

昨年の11月の歌舞伎座での襲名披露興行で新芝翫と息子の3人

での4人で演じられ大変話題になりました。


能楽の「石橋」の「5番目物」に属す曲です。

祝狂言能の「石橋」を題材とした数多くの舞踏は

「獅子物」と言われています。

その代表的な作品の一つが、河竹黙阿弥の作詞、三世杵屋正治郎の

作曲により、明治34年(1901年)に初演の連獅子です。


舞台は文殊菩薩が住む清涼山にかかる石橋・・

我が子を千尋の谷に突き落とした親獅子(芝翫)が駆け上がって来た牡獅子

(橋之助・福之助・歌之助)を何度も谷底へ突き落とします。

疲れて谷底で休む牡獅子たちが花道に並び座ります。

激しい動きの後だからなのでしょう・・

お三方の胸の前にくんだ手が小刻みに震えているのを

拝見するとこちらまでドキドキします。

その場面、牡獅子たちが花道に引っ込んだのを見送る芝翫さん

が一瞬、にっこりと微笑まれ父親としての顔を

覗かせると場内からも溜息がもれます。

心温まる場面です。

そして間狂言を挟んでいよいよ

獅子のかつらの毛を振るう「毛振り」

長い毛を左右に振る「髪洗い」

回転させる「巴」

舞台に叩き付ける「菖蒲叩き」

これも花道横の醍醐味・・

菖蒲叩きの獅子の毛がゆっさゆっさと顔にあたるのです・

祝儀気分に溢れた舞台の余韻に酔う間もなく

有り難い事にまた楽屋へ伺わせて頂きました。

楽屋へ行く前に娘が・・

「化粧室へ行きたい」

私「トイレさっき行ったでしょう。緊張してるの?」

娘「違う。手を洗いたいの。」

私「??」

娘、化粧室で念入りに手を洗い、売店で試供品のハンドクリームを

すりすり・・

娘「握手してもらうの💓」

娘の手を触って・・

私「なんかベトベトよ・・」

娘「洗ってくる!!」

私「早くしなさ〜〜〜い!」


楽屋へ伺う途中・・

あ、連獅子のカツラがこんなところに・・


博多座 中村芝翫襲名披露公演 2夜目_c0366777_21191754.jpg

娘に「何歳ですか?」と御声かけくださる芝翫さん。

娘「20歳です」

芝翫さん「福之助より1歳上ですね・・」と・・

私は初日に撮って頂いたので父と娘だけ記念撮影を御願い致しました。

(掲載できませんが、左側に歌之助さん、右側に芝翫さん)
博多座 中村芝翫襲名披露公演 2夜目_c0366777_21443379.jpg
このあと娘は歌之助さんと握手していただき・・

さらに橋之助さんと福之助さんのお部屋まで伺って握手して頂いた娘

は感激のあまり目を💓にして・・

「私、もう手は洗わないの💗」

(いや、手は洗いましょう・・)



さて最後はとても楽しいでも最後はホロットさせられる「幸助餅」

落語の「大黒屋幸助」を題材にしており、昭和50(1975)年1月、大阪中座

藤原寛美が上演して大当たり。

その「幸助餅」を平成17年1月中村鴈治郎が歌舞妓として上演したものです。

物語は・・

相撲取りの雷を贔屓にしたことから、店や家を失って没落した幸助と家族の

様子と真情。

雷の本心を隠した愛想つかし。

その悔しさを糧に再び店を起こし大繁盛させる幸助。

最後に明かされる幸助から受けた恩を忘れぬ雷と幸助が抱き合うシーン

は何度見てもホロリとしてしまいます。

今日は終演後。

更に・・「幸助餅」で関取雷を演じた中村亀鶴さんの楽屋にも伺いました。

楽屋へ伺うと

あれ?亀鶴さんいらっしゃらない・・

何と、亀鶴さん終演後お風呂に入っていらしたのでした。

(博多座には立派なお風呂があるそうです。考えたらなければ困りますよね)

そしてさっぱりとされ、普段着に着替えられた中村亀鶴さんと・・
博多座 中村芝翫襲名披露公演 2夜目_c0366777_00144086.jpg
亀鶴さんの雷・・圧倒的な存在感。

胸に恩義を秘めたままの愛想尽かしの場面は毅然としていて関取としての

迫力も感じさせ・・

とても感動しました。




さて襲名披露公演も中盤戦・・

これから行かれる方も多いかと思いますが、イヤホンガイドはぜひ御借り

ください。

それから、大学生の娘も85歳の父もとても楽しんでおりました。

どうかご家族揃って博多座に足を御運びください。

幕間にいただく御弁当や売店で買うお土産も楽しく・・

何より襲名披露公演の華やぎはぜひとも体験して頂きたいです✨

忘れられない一夜となる事請け合います。

(私も、密かに後1回は行きたいと画策しているところです💦)



# by artstable67 | 2017-06-13 21:17 | 歌舞伎 | Trackback | Comments(0)
博多座 中村芝翫襲名披露公演初日
時差あり投稿でしかも日時が前後しますが・・

6月2日博多座中村芝翫襲名披露公演初日

昼夜通しで拝見して参りました。

芦屋と名古屋から友人が合流して観劇です。

佐藤可士和氏デザインの祝幕は大阪松竹座の時と同じ物でした。

博多座 中村芝翫襲名披露公演初日_c0366777_22151613.jpg

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午前の部は

「菅原伝授手習鑑 車引(くるまびき)」より幕が開きます。

歌舞伎座の襲名披露公演の初日から大阪松竹座と拝見しておりますが、

菅原伝授手習鑑が最初に演じられるのは、

太宰府(菅原道真)のお膝元の博多座ならではですね・・

ご当地色を演目に取り上げられているのを見るのが毎回楽しみです。

「菅原伝授手習鑑」は「仮名手本忠臣蔵」「義経千本桜」と並んで、三大名作

と評される義太夫狂言です。

竹田出雲、並木千柳、三好松洛らの合作により、延享三(1746)年8月、

大阪竹本座で初演された全5段の時代浄瑠璃は、翌月には歌舞伎に移入され以来

上演を重ねています。

物語のあらすじを・・

かつて百姓の四郎九郎が菅原道真に仕えていて、そのとき生まれた子供に菅原道真が

名付けた松王丸・梅王丸・桜丸。

それぞれは成長して松王丸は藤原時平、梅王丸は菅原道真、桜丸は斎世親王の


舎人として奉公します。

しかし、松王丸の主人の左大臣藤原時平は、右大臣の菅原道真を陥れようと画策する。

帝の弟の斎世親王と菅原道真の養女の苅屋姫の密通が露見すると、

是を理由に菅原道真が謀反を企てていると言い立てた為、菅原道真は筑後の國

太宰府へと流罪の身となります。

「車引」は都の吉田神社でのお話。

梅王丸と桜丸が切腹しようかと思い詰めているところへ・・

敵の藤原時平の行列が通りかかります。

その行列の行く手を阻む、梅王丸(橋之助)と桜丸(福之助)。

押しとどめる時平の舎人の杉王丸(歌之助)。

構わず牛車に襲いかかる梅王丸と桜丸。

そこへ現れ二人を止めたのは時平の舎人を務める松王丸(芝翫)

さて・・

2人を止めた松王丸が実は深い忠誠心を秘めていたのは

歌舞妓ファンならよくご存知の「寺子屋」の段で知るところとなります。

松王丸が自分の息子の首を菅原道真の息子を護る為に差し出し首実検

する段です。

いくら恩義ある主君の為とはいえ息子の首を差し出す・・

というのは現代人の感覚からしては到底理解できないのですが、

平安時代と現代の身体感覚を等並みに考えてはいけないのです。

しかし「寺子屋」はそんな価値観と身体感覚の差など軽やかに超えて

共感の涙へと観客を連れて行ってくれるのです。

「菅原伝授手習鑑」を通しで見る事はなかなかできませんが、

「寺子屋」の段を踏まえて「車引」を見ると、より味わい深い物

となります。

さてそれはさておき・・

歌舞妓の様式美に溢れた華やかな・・襲名披露公演の幕開けにふさわしい一幕

に惚れ惚れしたのでした。

それから艶やかな尾上菊之助さんの「藤娘」

菊五郎さんの「彦山権現誓助剣 毛谷村」と続き・・

芝翫さん演じる「天衣紛上野初花 河内山」

江戸城に仕えた表坊主 河内山の物語です。

河内山・・なかなか難しいやくどころだと思います。

お金をだまし取るずるくて汚い悪人の部分と・・権力に歯向かおうとする反骨心。

困った人をほっておけない義侠心・・それら全てを内包したなかなか一筋縄

ではいかない河内山。

人間の多面性を多彩な感情を表現する役所は勧善懲悪ストーリーと違って

御芝居としては観客を巻き込んでいくのは難しいのですが、

私は芝翫さんの「河内山」・・とても魅力的で溜息が出ました。

さて・・幕間に

襲名披露のランチを頂きました。
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「若駒会」でも頂いたオリジナルタオルがついています。

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さて夜の部につきましては

後ほど、レポ致しますね。

夜の部の幕間に楽屋に御邪魔しました。
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「連獅子」が終わったあとの隈取りの儘の・・

芝翫さん歌之助さんと福之助さんとも・・

(芝翫さんと歌之助さんの楽屋は同じお部屋でした。)

三田さん、いつお会いしても可憐です。

同じ年とは思えません💓

(御写真は載せる事が叶いません)


お疲れのところ有り難う存じました。



何度見ても襲名披露公演は楽しみが尽きません。
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# by artstable67 | 2017-06-09 21:53 | 歌舞伎 | Trackback | Comments(0)
夏のテーブルコーディネートセミナー(アリタポーセリンラボ旗艦店)
佐賀県有田町のアリタポーセリンラボ旗艦店での「夏のテーブルコーディネートセミナー」が終わりました。


夏のテーブルコーディネートセミナー(アリタポーセリンラボ旗艦店)_c0366777_00383526.jpg
佐賀県有田町は福岡から車で1時間半から2時間。

博多駅からですと特急列車で1時間23分。

遠方でしたので皆さんにご参加頂けるか心配でしたが、

有り難い事に盛況のうち終える事が出来ました。

イベントのレポです・・

最初に・・

有田が初めての方もいらしたので、

松本社長様が有田町やアリタポーセリンラボさんの事について

お話しくださいます。

夏のテーブルコーディネートセミナー(アリタポーセリンラボ旗艦店)_c0366777_00433249.jpg
それから6月になって始まったばかりの旗艦店限定ランチを

皆さんに召し上がって頂きます。

夏のテーブルコーディネートセミナー(アリタポーセリンラボ旗艦店)_c0366777_00451704.jpg
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すべてアリタポーセリンラボの器に盛りつけられています。

メニューは
サラダ
有田名物呉どうふ(弥左エ門家直伝の胡麻醤油を添えて)
有田豚の味噌漬けロース
あるいは
有田鶏のネギソース
有田産棚田米 黒米ご飯
煮干しで出しを取ったお味噌汁
香の物
デザート盛り合わせ
コーヒー


有田産にこだわった素材で作られる滋味溢れる料理は

体に沁み入るようで

みなさん「美味しい〜」と

大好評でした。

夏のテーブルコーディネートセミナー(アリタポーセリンラボ旗艦店)_c0366777_01511481.jpg

こちらのランチは予約なしで召し上がって頂けるようですので、

皆様も有田観光の折にはぜひ御立ち寄りください。

夏のテーブルコーディネートの

ご提案ということで

七夕をテーマにした食卓をご提案。

使用しましたのは

ジャパンシリーズの

クリアブルーというカラー。

このコバルトカラーは和風歴で言うところの7月のテーマカラーです。

七夕食である

そうめんを食するべく

そばちょことそば湯入れをそうめんつゆ入れに見立て・・

清涼感あるスタイリングに

仕上げました。

夏のテーブルコーディネートセミナー(アリタポーセリンラボ旗艦店)_c0366777_01015538.png
ジャパンシリーズとフランスのファブリックとのコラボレーションによる

洋のテーブルもご提案。
夏のテーブルコーディネートセミナー(アリタポーセリンラボ旗艦店)_c0366777_01060619.png
使用しましたのはジャパンシリーズのゴールドです。

和風歴や膳の歴史や箸の歴史などについてのレクチャーののち、

最後はテーブルコーディネートのデモストレーションです。

アリタポーセリンラボのラボはラボラトリー(実験室)

の略です。

ラボと名付けられたスタイリッシュな旗艦店に

ふさわしいデモストレーションということで・・

今、分子料理のレストランでは取り入れられている、

試験管やシリンダー、フラスコを使った

実験室スタイルの食卓のデモストレーション。


まず・・

デキャンタに見立てたシリンダーから

ワイングラスに見立てたフラスコグラスに

赤い液体を注ぐと・・

夏のテーブルコーディネートセミナー(アリタポーセリンラボ旗艦店)_c0366777_01432006.jpg

気体が発生します・・
夏のテーブルコーディネートセミナー(アリタポーセリンラボ旗艦店)_c0366777_01140682.jpg
手書きの椿のお皿は一目惚れでした。

コレクションギャラリーという職人さんが

一枚一枚手書きで書かれたもの・・

まるで花が咲いているかのような存在感があります。

スタイリッシュな空間と実験室スタイルだと無機質な

テーブルコーディネートになってしまい

食事をするという本来の目的が希薄になってしまいますが、

大輪の椿が描かれた絵画のような大皿は

食卓に一気に華やぎを与えます・・

季節柄椿はありませんが・・

同系色の色味の生花を生けていきます・・

夏のテーブルコーディネートセミナー(アリタポーセリンラボ旗艦店)_c0366777_01560813.jpg
完成しました。

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今回は打ち合わせの段階から内藤店長に大変お世話になりました。

メインテーブルのランナーは

店長が夜なべをして作ってくださったものです。

(天の川を表現しています)
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内藤店長との一枚
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また、松本社長様を始めスタッフの方々にも大変親切にして頂き

まして、とても楽しく有田まで通えました。

ありがとうございました。

そして何より・・

日曜日に有田まで足を運んでくださった参加者の皆様

本当にありがとうございました!
夏のテーブルコーディネートセミナー(アリタポーセリンラボ旗艦店)_c0366777_02184316.jpg
このイベントの事が佐賀新聞に掲載されております。

よかったらご覧ください。
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アリタポーセリンラボ旗艦店ではシェフを招いてのランチイベントなどこれからも様々なイベントが行われます。

ぜひご参加ください!

アリタポーセリンラボ旗艦店についての詳細はこちら・・↓

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# by artstable67 | 2017-06-06 02:38 | その他のお仕事
茶経 陸羽(講談社学術文庫)
昨日に引き続きよいお天気で運動会日和の爽やかな一日となりましたね・・

昨日今日と運動会だった方も多かったのではないでしょうか・・

私は、片付けをして先日レッスンでも御出しした

ナムリンのダージリンファーストフラッシュをゆっくりと淹れて・・

陸羽の茶経の続きを読みました。
茶経   陸羽(講談社学術文庫)_c0366777_17395627.jpg
御茶菓子は生徒さまのAさんにいただいた、大阪庵月特製の花豆羊羹です。
茶経   陸羽(講談社学術文庫)_c0366777_17401266.jpg
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Aさんが手作りしてくださったクッキーも一緒に頂きます。

ナムリンの繊細な甘みと花えんどう豆の羊羹の滋味溢れる甘さに、

心満たされる午後となりました。

Aさんありがとうございました。
茶経   陸羽(講談社学術文庫)_c0366777_17411294.jpg
茶経を書いた陸羽はお茶に関る方なら一度は聞かれた事のある、

最古の茶書「茶経」を記した

茶人ですが、こちらの講談社学術文庫の訳注は大変読みやすく、

仮にも茶道や紅茶などを嗜む方にはぜひ読んで頂きたい一冊です。


「茶は南方の嘉木である。」

の一文からはじまる「茶経」は茶の起源、製茶法から煮立て方や飲み方、更には

茶についての文献、産地による品質まで、茶に関する知識を実践的かつ科学的に

網羅している1冊です。

今日は「4之器」についてを再読しました。

20年以上前、裏千家を少しだけ嗜んでおりましたが・・


風炉とは夏の炉だったかと記憶しております。

その「風炉」についての記載も茶経にはあります。
茶経   陸羽(講談社学術文庫)_c0366777_17412513.jpg
また、口切の茶事で使われる、ふるい と大変似たものが

登場します。
茶経   陸羽(講談社学術文庫)_c0366777_17413919.jpg
それから、今では茶筅でお茶を点てますが、

唐の時代はこのような竹製の箸のようなものでお茶を点てていたようです。
茶経   陸羽(講談社学術文庫)_c0366777_17420044.jpg
器についても、形や色についても細かく記されています。

茶経   陸羽(講談社学術文庫)_c0366777_17422648.jpg
四章は以下のように結ばれています。

「ただ城邑の中、王公の門、二十四器、一を闕けば、茶を廃す。」


つまり・・茶器を二十四という聖数でまとめ、それを一つでも闕けば、茶は廃せよ・・

と形式に関して大変厳しいことを言っております。


日本の茶道の元になる、茶道の道具や精神がすでに唐の時代に形を作っていたこと

は驚きであります。

しかし本家本元の中国より日本の茶道の方がより求道的になってしまったのは

いかなる理由からなのでしょうか・・

再び茶道を始めてその理由を自分なりに探りたくなりました。

# by artstable67 | 2017-05-28 17:38 | 読書 | Trackback | Comments(0)
  

食空間プロデューサーの山野舞由未です。
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