美術館ホッピング その2
●戸栗美術館●
こちらも渋谷駅からタクシーに乗るほどではないですが、
15分くらいは歩きます。
今回の展示テーマは、
「古陶磁に現れる人間模様」
戸栗美術館は鍋島のコレクションが有名ですが、もう一点特筆すべきは、景徳鎮窯の中国の古陶磁のコレクションの充実ぶりだと思います。
今回は、古陶磁の中でも、人物画にスポットを当てた展示。
初期伊万里の人物モチーフの殆どが中国由来のものだっという。。
やはり!
八仙人、唐子図、項羽と劉邦、二十四孝、唐名皇遊月宮、玄宗皇帝などなど。。
さて、
人物モチーフに日本的な意匠が描かれているのは、(少ない例ですが)
何故だか女性が多いいうことに気がつきました😅
伊万里人形によく見られる唐子を連れた女性の立ち姿人形。
そして木曽義仲の妾の女傑巴御前❗️
(巴御前は江戸時代から人気があったことに驚き‼️
芝翫さんの襲名披露公演の「女暫」で七之助様が巴御前を演じられた時のこと。
花道横に座っていた私は、奴さんを吹き飛ばす女傑ぶりに
魂を射抜かれ、一生ついていく!
と決めたものです。)
それから江戸時代後期に庶民に人気があった歌舞伎モチーフの
とのとして、市川団十郎の外郎売を磁器人形にしたものを、見つけました❣️
昨年の南座の市川団十郎襲名披露公演を見た時のこと。
薬効を早口言葉で演じるのがこの芸の見どころなのですが、
初舞台で外郎売を演じた新之助君が初々しく、健気で、息を潜めて見守り、盛大な拍手を観客が一丸となって送ったものでした。
中国的な意匠を取り入れつつも、次第に、日本独自の人物像が描かれていっている過程が興味深かった。
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